冬。

2003年1月5日
 今日は−8度の世界でした。夕方にちらりと雪が降りました。しかし空は青空。あの雪はどこからやってきたのかな…。

 現実仕事でちょっと心に余裕がない。合間にリラックスしても緊張の糸がピンとどこかで張っている。こんな日は樹羅の囁きだけで。

 冬…。

「冬は優しいのか、優しくないのか。
 
 冬枯れの野に人影はなく、木々は眠り、動物達も何処へか帰る。
 見えない大きな静寂が冷気となり、厚い雲が憂鬱を包み込んでいくのだ。
 
 だが冬になると生命が恋しい。営みが愛しい。静寂は心に知を温め、冷気は手に温もりを呼び覚ます。動くものを目にすることに、喜びを覚えさえする。

 一歩外に出れば体力も精神さえも厳しく蝕む冬。春や夏になれば当たり前の小さなことを嬉しく思う。そして心が潤されていく。

 冬は優しいのか、優しくないのか…。」

 今日は奇跡の青空。ヨーロッパの冬は曇りばかりで本当、日本晴れが恋しくなることもありますね。

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