雪の日。

2003年1月9日
 朝からずっと粉雪が降っていました。夜になってふとカーテンを開けたら漆黒の空にくっきりと月が輝いていました。雪に反射してとても綺麗でした。

 自分らしくいることって確かに難しい。日本の友達や家族と会って話したいよー。ここに一人でいると時々思う。自分にとって社会とはテレビの中ではなくて、取り巻く環境の中に確かに自分が築いてきた関係の人間がいて、思考に同調や反発の刺激を受けたり、違う生活、違う時間を過ごしている人との交流が大事だということ。

 まさに身を剥れた。家族も友達も本もCDも、お気に入りのものは何一つない。新たな環境をここで作り出していて、それは、幸せに過ごしていると思う。

 厳しいのは、自己を形成する要素。ここの国内在住同士でも交流はありますが、圧倒的に社交。それは当たり前のことだし、立場上必要なこと。しかしほっとする付き合いもしたい。本当、幼馴染の友達に会いたいです。

 身一つで勝負てこんな状況。

 どうして小説に緊張してたのかは分かった。

 言葉って使わないとね。感情て使わないとね。明るく「気にするな。深く考えるな。どうでもいいじゃないか」という優しい励ましにも、いつの間にか退化させられたりもします。その通りにするのは楽だし、肩の力を抜く時にはいいけど。

 雪って降るとき粉でも積もりに積もると大変なことになる。だから、心の雪も粉のうちにここで溶かしてしまいます。

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