空を見て思ふ。
2003年1月19日 今日は早めに書きます。何故なら、「何もしてはならない日」と定めたからです。自分にとって本当の休日とは何なのか?
…相方は相変わらず論文で部屋に篭りきり。今日は振り回されたくありません。「寂しい」と「頑張れ」の気持ちの切り替えのきかない日があります。だけど、自分の中でこの気持ちを、封じます。忙しくてどうにもならない人にぶつけるのは嫌だし、好きで忙しいわけじゃないのも、分かるから。
そして、自分から一切の義務を払い落として、空を見つめる。曇りがかった青空。日差しだけがやけに眩しい。静かな昼下がり。
最初は、落ち着かない。色々やりたい気持ちが心を急かす。だが、直に自分と青空しかいなくなる。
今見ているこの空は、人のいない空。意志を持って見つめ返すでもなく、語らずまた問わず、そこにある雲は誰かが造詣したものでもない。
窓から見る空は静かだ。風の音もしない。家がやけに静かに感じる。同時に、物質でない限り、生命たる自らは音から逃れることが出来ないのを感じる。
カモメが一羽過ぎった。その白い影は私と空を一瞬だけ引き離す。瞬間、鮮やかに心に蘇る記憶。目の中にいきなり沢山のものが映る。
この空は、オンフルールに似ている、白い壁に反射する光は京都に似ている、車の音は南行きの高速道路、この空気は幼い頃土手に座って見た川辺の空気。
甘い追憶に抱かれ、そして再び空に帰る。穏やかな時間がそこにある。今は15時。もう夕暮れだ。夕日も優しい。
地球に存在していることを忘れがちな自分。箱の中のケーキが地球に存在してるとはわざわざ考えてない、当たり前の日常。
今は存在してると思える。存在する全ての仲間になれたようだ。時間の枷を外し、地球の一部であることが嬉しい。
これが「ゆとり」。私はここから始まる。
…相方は相変わらず論文で部屋に篭りきり。今日は振り回されたくありません。「寂しい」と「頑張れ」の気持ちの切り替えのきかない日があります。だけど、自分の中でこの気持ちを、封じます。忙しくてどうにもならない人にぶつけるのは嫌だし、好きで忙しいわけじゃないのも、分かるから。
そして、自分から一切の義務を払い落として、空を見つめる。曇りがかった青空。日差しだけがやけに眩しい。静かな昼下がり。
最初は、落ち着かない。色々やりたい気持ちが心を急かす。だが、直に自分と青空しかいなくなる。
今見ているこの空は、人のいない空。意志を持って見つめ返すでもなく、語らずまた問わず、そこにある雲は誰かが造詣したものでもない。
窓から見る空は静かだ。風の音もしない。家がやけに静かに感じる。同時に、物質でない限り、生命たる自らは音から逃れることが出来ないのを感じる。
カモメが一羽過ぎった。その白い影は私と空を一瞬だけ引き離す。瞬間、鮮やかに心に蘇る記憶。目の中にいきなり沢山のものが映る。
この空は、オンフルールに似ている、白い壁に反射する光は京都に似ている、車の音は南行きの高速道路、この空気は幼い頃土手に座って見た川辺の空気。
甘い追憶に抱かれ、そして再び空に帰る。穏やかな時間がそこにある。今は15時。もう夕暮れだ。夕日も優しい。
地球に存在していることを忘れがちな自分。箱の中のケーキが地球に存在してるとはわざわざ考えてない、当たり前の日常。
今は存在してると思える。存在する全ての仲間になれたようだ。時間の枷を外し、地球の一部であることが嬉しい。
これが「ゆとり」。私はここから始まる。
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