歴史。

　テレビで「Lost Prince」を見ました。先週に続いての後半になります。2時間たっぷりというかあっという間というか、とにかく英和辞典を引きつつサブタイトルを目で追いまくりでした。デジタル波を導入して良かった。字幕無しだと分からない単語を引くのに手がかかりますしね。検索スピードが勝負です。

　ジョージ5世の息子のうち、夭折したジョンが主役のドラマです。宮殿で家族と幼年時代を過ごすが、ある時から癇癪を患い、彼を世話するララと一緒に田舎に暮らすことになる。学習能力に支障をきたすも、自然と音楽を愛する少年へと成長する。だが、第一次世界大戦が終わる頃、帰らぬ人となる。

　ざっとこういう話ですが、ジョージ5世とミニスターのやりとり、宮殿生活、各国にいる親戚の様子等、時代背景を目の当たりにするにはとても良い機会になりました。

　最初は幸せな幼年時代から入るせいか、ハノーバーからウィンザーに改名する時の、王家の悲しみが良く描かれていました。親戚であるロシア皇帝の革命による一家銃殺シーンはかなりショックな映像でした。悲しみと混乱で人々が疲れきった中、あのジョンが変わらない無邪気さで演奏会を開く。それを聴いて王家の人々が昔を思い出して泣き出す。普段は厳しいジョージ5世が涙ぐむ様子は良い味がありました。

　見てて一番美味しいと思ったのは、王様の側近でした。王様の前では無駄口を叩かず、それでいて、ジョンの兄であるジョージ(後のケント公）には色々説明をしてやる。王様とミニスターの間で大変そうな人ですが、唯一王様に怒鳴りつけられない人なんではないでしょうか。期待を裏切らず上手く立ち回りをするので、ハラハラしながらも、ひきつけられる人です。

　この辺りの時代はどんどん文明が追加されていくので、その変化も見ていて面白かった。

　個人的には、ドレスやアクセサリーも見所なわけです。白いレースのドレスや、アンティークなダイヤのブローチ等、素敵でした。

　テレビでもっと色々やらないかな。

追記：知らない間にメッセが夜中にオンラインになっていたそうです。起きている時は「取り込み中」か何らかの状態にしておくことにします。相方さんも触っていなかったらしいので、勝手に再起動がかかった様子。寝る時はシャットダウンします。お騒がせして申し訳ありませんでした。m(_　_)m。