スロー。

2003年6月9日
 今日は一日中のんびり。歩きすぎて体が痛い〜。これで長期の旅に耐えられるかな、ちょっと、不安。家猫(家でごろごろ)が長すぎて体が硬くなっているのかも。

 珍しくテレビでディズニーのクマのプーさんを見た。久し振りに見たらますますアメリカぽくなっていた。BBCの子供用番組でも人形劇をやっているけれど、こっちの方がまだイギリスらしい。ちょっとウサギがワーナー的です。ティガーがアメリカぽいのはアニメ化当初からですが。

 クリストファー(・ロビン)本人の著書にまだ目を通していないのが残念です。大きくなってからもロビンのイメージがつきまとって苦しんだことは知っていますが……。
 原画のロビンは、挿絵画家のシェパードが息子のグレアムをイメージしながら描いたものだそうです。

 お話はわりと道徳的ぽい。でも、絵が可愛いし、気楽に見られるかな。大きくなってからプーさんのはなしをちゃんと見たせいか、その辺は子供の頃に見ていれば、もう少し印象が違うのかも。
 自分の周辺の森にぬいぐるみが生活しているというのは、小さい頃の自分なら沢山夢を見たでしょう。
 伯母が会社でミッキーのぬいぐるみを作っていたお陰で、ぬいぐるみがいつも側に沢山いました。小さい頃のお気に入りは真っ白なチャウチャウと白い燕尾服に黒い蝶ネクタイのウサギ。沢山物語を作って遊びました。

 そう考えると、プーさんの世界は架空と現実が混ざるごっこ遊びの世界。でも、内容は夢があるというよりも、かなり現実的な印象を受けます。そこはやっぱり教育的要素があるからかな。ある意味、イギリス的なのでしょうか。

 道徳というものには、少し冷静になってしまいます。
 疑問があるとすれば、「何故、喜ばせようとするために、相手を騙すのか?」
 健気なのは分かるんだけど、それは、あんまり、いただけないのです。その場で諦められることが、余計な期待を持たされて騙されることで二倍がっかりしてしまう。そのがっかり感の上で相手の「一生懸命で良かれと思って」を理解しろと要求されるのは、好意の気持ちは分かるけど苦手。「知らぬが仏」よりも「過ぎたるは及ばざるが如し」。

 ただ、キャラの性格がみんな「いい人」というより癖がある。そしてみんなどこか抜けている。人情と友情でくくる所がどこか江戸っ子ぽい。

 いつ見ても独特だなあと思う。絵は素直に愛らしくてよいなとは思うのですが……。でも、その癖のあるところも、プーさんらしい世界なのでしょうね。子供らしいのは微笑ましいです。

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