今日はいよいよプーさんの森へ。一夜明けてB&Bの家の中を良く見たら、結構立派な館でした。廊下の壁には何故か中国の国債が飾ってあった。家人の上品さからすると、旦那さんが立派な仕事をしていて、退職後に趣味で宿屋をしている感じ。
 朝食はイングリッシュ・ブレックファースト。美しいカットガラスの瓶に入った、手作りのマーマレードが美味しかった。庭ではソックスが野鳥を相手にじゃれていた。

 目的地のハートフィールド(Hartfield)まではグリンステッドから291番のバスで30分程。二階建てバスの二階に乗り込んで、出発。
 凄い丘陵地帯でした。道はぼこぼこ。オマケに樹木から伸びた枝がバスのガラスに当たって怖い。
 眺めは最高でした。にわかに森が開けたかと思うと、緑鮮やかな丘の斜面に花畑が遙か遠くまで広がっている。小さな村を幾つか越えて、ハートフィールドへ。この周辺はシャーロック・ホームズにも登場しているらしい。  
 余談ですが、地名辞典によればハート(hart)がつく地名は鹿がいることを表しているそうです。言われて見ると、鹿のシンボルがある。
 プーさんのショップで「魔法の森の地図」を貰って、プーさんのお話の舞台になった森へ。
 
 プーさんの森はアッシュダウン・フォーレスト(Ashdown forest)と言います。アッシュはトネリコ。トネリコの森ですね。トネリコは近年激減して希少価値なのだとか。これも余談ですが、ローラ・アシュレイのAshleyも、leyは森を表すのでトネリコの森という意ですよね。ローラ・アシュレイ自体はアシュレイ卿ですが。

 さて森までは親切に矢印があって辿って行けば良いのですが、柵越えをしながら舗装されていない野原や森の小径を歩いていきます。全部辿ると往復3時間はするルートですが、私達は時間の関係で「棒投げ橋」まで行きました。
 途中、馬や牛や羊と出会いながら、ついに「棒投げ橋」に。物語ではプーさんとロビンが棒を投げてどちらが早く流れるか競うのですが、実際に、ミルンとロビンも棒投げをして遊んだそうです。この橋は一度壊れてしまいましたが、綺麗に修復されました。
 森の中、木漏れ日に照らされたその橋から川を眺めれば、緩やかな流れにのって鴨の親子が散歩を楽しんでいました。

 昼食は村のINN(英国ではパブの意)で、「農夫ランチ」と「農場ピザ」を注文しました。農夫ランチは数切れのハム、パン2つ、玉ねぎのピクルス、サラダ、リンゴと、ヘルシーでボリュームがあって満足。それからプーさんのショップで色々買い物をしました。やっぱりクラシック・プーの方が好き。そこで挿絵画家シェパードの自叙伝を買いました。
  
 夕食はグリンステッドの町に戻って中華。
 宵の明星が綺麗だった。

 でも、その晩、謎のカブレを左腕におこして、痛痒かった。虫刺されかな。

 明日は、ブルーベル鉄道。
 

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