ロマンチックになれない日。
2003年7月19日 昨日頑張ったせいか、今日は何をやってもドジがついてまわる。……ああ、ほんと、体力をチャージするのに時間がかかるんだから……。
おまけに相方と会話のタイミングがあいません。シリアスとギャグとロマンの区別がつかないのかと(略。何を話してもギャグになってしまうのは何故だ。がるる。
夕飯に作ったパエリアが美味しかったです。これは今日のヒットかも。
寝過ごしたせいか、どうも冴えない日でした。またしても夜型になりそうな予感です。
樹羅の囁きに、耳を澄ましてみる。
「丘の上に、一輪の赤い花が咲いている。
大地の温かな眠りから目覚め、雨風に耐えながらここまで立ち上がることが出来た。
そして、その燃えるような瞳を開いて、世界を映す時が来たのだ。初めて見る、空。力強い朝日に金色に輝く、雲の群れ。それは花が蕾の時に想像していたよりもずっと広く、眩しく、果てしなかった。
花は鳥や蜂や蝶と出会う。彼等はその花よりもずっと物知りで、沢山のことを教えてくれる。
やがて、空が茜色に染まる頃、再び独りぼっちになった花は、飛び去る鳥の群れを眺めながら思いを馳せていた。異国の花畑の話、蝶達の眠る森……。
どこにも行けない花。ただそこで、空を見詰めることしか出来ない。赤い花びらを風に震わせ、遠くから聞こえる草の調べに耳を澄ますだけなのだ。
『一度でいい、この世界の全てを眺めてみたい』
花がそう思ったとき、にわかに一際強い風が丘を滑り降りていった。
倒れそうになりながら見たものは、丘の下に広がる大地だった。地平の彼方に沈みつつある真っ赤な夕日に照らされ、鳥達が話していた森や川や家というものがあった。
『ああ、これが、世界というものなの』
感動に打ち震えながら、花はそよ風に優しく揺られながらゆっくりと、花びらを閉じていった。
やがて夜空に輝く星を知ることもなく、穏やかな眠りについたのだ……。」
赤に力を感じるこの頃です。
おまけに相方と会話のタイミングがあいません。シリアスとギャグとロマンの区別がつかないのかと(略。何を話してもギャグになってしまうのは何故だ。がるる。
夕飯に作ったパエリアが美味しかったです。これは今日のヒットかも。
寝過ごしたせいか、どうも冴えない日でした。またしても夜型になりそうな予感です。
樹羅の囁きに、耳を澄ましてみる。
「丘の上に、一輪の赤い花が咲いている。
大地の温かな眠りから目覚め、雨風に耐えながらここまで立ち上がることが出来た。
そして、その燃えるような瞳を開いて、世界を映す時が来たのだ。初めて見る、空。力強い朝日に金色に輝く、雲の群れ。それは花が蕾の時に想像していたよりもずっと広く、眩しく、果てしなかった。
花は鳥や蜂や蝶と出会う。彼等はその花よりもずっと物知りで、沢山のことを教えてくれる。
やがて、空が茜色に染まる頃、再び独りぼっちになった花は、飛び去る鳥の群れを眺めながら思いを馳せていた。異国の花畑の話、蝶達の眠る森……。
どこにも行けない花。ただそこで、空を見詰めることしか出来ない。赤い花びらを風に震わせ、遠くから聞こえる草の調べに耳を澄ますだけなのだ。
『一度でいい、この世界の全てを眺めてみたい』
花がそう思ったとき、にわかに一際強い風が丘を滑り降りていった。
倒れそうになりながら見たものは、丘の下に広がる大地だった。地平の彼方に沈みつつある真っ赤な夕日に照らされ、鳥達が話していた森や川や家というものがあった。
『ああ、これが、世界というものなの』
感動に打ち震えながら、花はそよ風に優しく揺られながらゆっくりと、花びらを閉じていった。
やがて夜空に輝く星を知ることもなく、穏やかな眠りについたのだ……。」
赤に力を感じるこの頃です。
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