心の旅のメモ。
2004年6月12日 思ったよりも長い治療になっています。現在はまだ薬を投与しています。医者は「早く治すためには自由に振舞いなさい」というのですが、まあ、色々深く考えないことが今は一番の治療でしょう。友人には「少しストレスを口に出したり、キレてみることが必要」と言われましたが、性格的にタイミングを外すので、難しいでしょう。恐らく、今まではそういうエネルギーを創作に出していたのだと思います。
即ち、語りたいことがあれば創作で語れ、と。
けれど、忘れていたこともあったな、と最近思い出されました。
何かに癒されること。誰かに癒されること。それは胸を熱くする出会い、心の琴線に触れるようなこと。
ゴールデンウィークにPCから煙が出たので一から作り直し、飛躍的に機能がパワーアップし、あまつさえ160GBのHDDを外付けにして無線LANでつなぎ、家中のCDを片っ端から収めました(「玄人志向」のビデオカードと一部のマザーボードは相性が悪いことが発覚してちょっともったいなかった)。
ゲームも片っ端からやりました。イリス(調合しているとストーリー忘れます。ヒロインはあまり好みでなかったかな。)もドラクエ(気がつくとモンスターの武器や防具をお買い物する方に気がいってしまう。2回目だからかな)もポポロ(映像は凄く綺麗。フリックシステムには少し泣かされた。ラストも少し泣いた。けど、8歳用の「伝説の最強の装備」が遺跡にあるって考えると…。)。
ポポロの「月の掟」の船とクロコネシアの音楽は好きです。
だけど、最近やった中でいいなと思ったのは「ツヴァイ!!(古い)」の「カヤパの森」と「水中庭園」の音楽ですね。アクションだけど癒し系。ゲーム自体はモンスターが可愛いのに倒すのは気が引ける上に意外とハードでした。スーパーアレンジバージョンは、「ああ、こっちにいったか」と。なんていうか、ジプシーキング。
CDというと、遊佐未森の「HONOKA」とさだまさしの「日本架空説」と上原ひろみの「ANOTHER MIND」が良い出会いでした。
遊佐未森の「HONOKA」は全体的に好きですが、中でも中原中也の詩を使った「月夜の浜辺」はとてもよかったです。そして、改めて詩の力を感じました。凄い。こんな数行の言葉が、何故、こんなにも想像力をかたてるのか。そこに音楽が入ると、ある種の「聖域」を感じます。
この透明な気持ちを大切にしたい。
さだまさしの「日本架空説」は「THE DAY AFTER TOMMOROW」。この人は相変わらず、凄いです。ビートルズのある曲に対する返事、といわれている曲ですが、言葉も、胸に語りかけるような歌い方が、そのまま心に染み込んできました。
聞いたとたん、涙が零れて、その後もしばらくこの曲を聴くと涙が自然に零れました。
何故、こんなに素直に言葉に出来るのだろう。何故、それを人に語ろうとするのだろう。
そして、その歌を聴いて、まるで父親に語られているように思い、漸く欲しい言葉を貰えたと感じて、硬い心の壁が溶けた人がここにいることを。
時には人に言葉を求めて、甘えてもいいのかな、と、慰められました。求めても与えられるものではないけれど、でも生きていると、それは突然不意打ちで降ってくる。そんな時、とてもありがたくて嬉しくて、泣くのです。この曲に出会えて良かった。
上原ひろみは「トムとジェリー」が好きです。CDで聴いてみたら、思ったよりもずっと女性的な柔らかい音なので驚きました。音の一粒一粒の骨格としてはこれからどんどん練れていくのでしょうね。割と現代的な曲が多い中で、この「トムとジェリー」はずばりラグ系なので好みだということです。ラグは頭の体操になるから好き。途中で入るスローは少し大人の色香があってよく弾けていると思います。そう、音に色がある人だな、と思いました。左手と右手の主旋律の切り替えの心地よさや、曲も基本に忠実な面が覗いたりと、安心して聴ける曲です。
この3つのCDとの出会いは、それぞれキーワードを残していきました。メディアや、遊び心や、真心、忠実な基礎・・・。キーワードの正体は熟成している途中なのでわからないけれど、砂の中で光る金の粒のように、今私の胸を照らしている。
何か、「真」という想いが、その地中深くに埋まっている。
だけど今はまだ、潮騒の音にかき消されて良くは聞こえない。
こうして織り上げていく時間はとても好き。
数ヶ月前までの私には、さようなら。
私は私で、いいっていうこと。
その意味なんか、本気で考えたことなかった。いえ、考えてはいけなかった。
だって、客観視の自分が決め付けた「自分」なんか、いつだって最後は荷物にしかならないから。
旅はまだ、続きます。
即ち、語りたいことがあれば創作で語れ、と。
けれど、忘れていたこともあったな、と最近思い出されました。
何かに癒されること。誰かに癒されること。それは胸を熱くする出会い、心の琴線に触れるようなこと。
ゴールデンウィークにPCから煙が出たので一から作り直し、飛躍的に機能がパワーアップし、あまつさえ160GBのHDDを外付けにして無線LANでつなぎ、家中のCDを片っ端から収めました(「玄人志向」のビデオカードと一部のマザーボードは相性が悪いことが発覚してちょっともったいなかった)。
ゲームも片っ端からやりました。イリス(調合しているとストーリー忘れます。ヒロインはあまり好みでなかったかな。)もドラクエ(気がつくとモンスターの武器や防具をお買い物する方に気がいってしまう。2回目だからかな)もポポロ(映像は凄く綺麗。フリックシステムには少し泣かされた。ラストも少し泣いた。けど、8歳用の「伝説の最強の装備」が遺跡にあるって考えると…。)。
ポポロの「月の掟」の船とクロコネシアの音楽は好きです。
だけど、最近やった中でいいなと思ったのは「ツヴァイ!!(古い)」の「カヤパの森」と「水中庭園」の音楽ですね。アクションだけど癒し系。ゲーム自体はモンスターが可愛いのに倒すのは気が引ける上に意外とハードでした。スーパーアレンジバージョンは、「ああ、こっちにいったか」と。なんていうか、ジプシーキング。
CDというと、遊佐未森の「HONOKA」とさだまさしの「日本架空説」と上原ひろみの「ANOTHER MIND」が良い出会いでした。
遊佐未森の「HONOKA」は全体的に好きですが、中でも中原中也の詩を使った「月夜の浜辺」はとてもよかったです。そして、改めて詩の力を感じました。凄い。こんな数行の言葉が、何故、こんなにも想像力をかたてるのか。そこに音楽が入ると、ある種の「聖域」を感じます。
この透明な気持ちを大切にしたい。
さだまさしの「日本架空説」は「THE DAY AFTER TOMMOROW」。この人は相変わらず、凄いです。ビートルズのある曲に対する返事、といわれている曲ですが、言葉も、胸に語りかけるような歌い方が、そのまま心に染み込んできました。
聞いたとたん、涙が零れて、その後もしばらくこの曲を聴くと涙が自然に零れました。
何故、こんなに素直に言葉に出来るのだろう。何故、それを人に語ろうとするのだろう。
そして、その歌を聴いて、まるで父親に語られているように思い、漸く欲しい言葉を貰えたと感じて、硬い心の壁が溶けた人がここにいることを。
時には人に言葉を求めて、甘えてもいいのかな、と、慰められました。求めても与えられるものではないけれど、でも生きていると、それは突然不意打ちで降ってくる。そんな時、とてもありがたくて嬉しくて、泣くのです。この曲に出会えて良かった。
上原ひろみは「トムとジェリー」が好きです。CDで聴いてみたら、思ったよりもずっと女性的な柔らかい音なので驚きました。音の一粒一粒の骨格としてはこれからどんどん練れていくのでしょうね。割と現代的な曲が多い中で、この「トムとジェリー」はずばりラグ系なので好みだということです。ラグは頭の体操になるから好き。途中で入るスローは少し大人の色香があってよく弾けていると思います。そう、音に色がある人だな、と思いました。左手と右手の主旋律の切り替えの心地よさや、曲も基本に忠実な面が覗いたりと、安心して聴ける曲です。
この3つのCDとの出会いは、それぞれキーワードを残していきました。メディアや、遊び心や、真心、忠実な基礎・・・。キーワードの正体は熟成している途中なのでわからないけれど、砂の中で光る金の粒のように、今私の胸を照らしている。
何か、「真」という想いが、その地中深くに埋まっている。
だけど今はまだ、潮騒の音にかき消されて良くは聞こえない。
こうして織り上げていく時間はとても好き。
数ヶ月前までの私には、さようなら。
私は私で、いいっていうこと。
その意味なんか、本気で考えたことなかった。いえ、考えてはいけなかった。
だって、客観視の自分が決め付けた「自分」なんか、いつだって最後は荷物にしかならないから。
旅はまだ、続きます。
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