味噌煮込み。

　浅草の山本屋総本家に行きました。
　東京では堅めでよく「生煮え」と間違われる味噌煮込みうどんは、彼の故郷の味。
　帰郷するときには必ず立ち寄るほどの、彼の好物なのです。
　鶏と卵入りの「親子」を頼みました。
　私は普通、彼は一半。

　真っ黒に焦げた鍋に熱々のうどんがたっぷりと入っています。
　濃厚でだしのきいた味噌は印象的な味で、思わずクセになりそう。
　しばらく帰郷ができず、この味から遠ざかっていた彼は感無量の笑み。
　最初に味噌煮込みうどんを食べたときは、味の濃さやうどんの堅さに戸惑っていた私も、いつの間にか一緒に懐かしさを味わうようになっていました。
　
　お店をでると、そこは浅草の夏。
　葵丸進や梅園がたちまち目を引き、仲見世や浅草寺、あちらこちらに設置された白波五人男の人形まで、どっぷりと東京を肌で感じられます。

　　・青菜わーるど・

　夏の暑さや湿気にもめげず、植物たちは着々と成長しています。
　やはり強いのはバジルやレモンバームのハーブたち。

　苺は少しバテているものの、実を３つ、つけています。
　ランナの先に伸びた小さな葉を食い荒らす幼虫を発見。
　鳩の羽根なんかも植物に近づけたら虫がわくので掃除は欠かせません。
　
　今はまさに虫の全盛期。
　シソに隠れる小さな虫を退治するのは結構至難の業です…。

　　・ドール・

　ユザワヤが近くに出来たので、つい足を運んでしまいます。目的のない日でも、ラインストーンや生地などを眺めているだけでも幸せです…。

　まったなしの、一度きりの夏。
　一年草の植物たちにも、ランナで増える苺たちにも。
　先延ばしにする「明日」はない…。
　土の管理を頑張らなきゃ。