一朝の…。

2009年8月29日 日常
 ハイビスカスは一日花なので、見逃さないようにしなくては(一回、開花を見逃してしまったのです)と思い、今朝は目覚ましをつけて早起きをしました。

 まだセミも鳴く前の朝日のなか、ハイビスカスは燃えるような橙色の大輪を3つ咲かせていました。
 作られたように美しい輪郭の花びら…、ピンクの先端に赤いぽんぽんのような雌しべをつけ、周囲に弾けるような黄色の雄しべ。
 自然の造形の美しさに、しばし見とれていました。

 気がつけば、しばらくぶりにスズメたちが朝の日向ぼっこを楽しみ、植木に水をあげた後は鳩も受け皿の新鮮な水を飲みに来ている。
 やっぱり、雀は間近で見ると、囀り声も可愛いし柔らかそう。
 早起きは、三羽の雀。

 ハイビスカスは、昼には花びらにしわがより、夕暮れにはすっかりしぼみまし
た。一晩でぽろりと花びらごと落ちてしまいます。

 その姿は、何かに似ている…。

 そう。花を逆さにしてみると…。

 黄色い雄しべの弾ける感じが“線香花火”のよう。
 
 儚きものこそ、美しい。

 一朝の夢開く花。

 一夜の夢描く花火。

 忘れられない、ひとときの喜び…。

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