しとしと。

2009年10月6日 日常
 細い雨が降っています。

 黒く濡れた樹木の幹に、紅や黄の葉が鮮やかに浮かび上がり、まだ多く残る緑に映えてとても綺麗です。

 こんな日は虫は静寂を、鳥の声は高く響き、人の声は雨音に包まれています。

 葉に落ちる雫さえ柔らかに空の白を映す朝…。

 神戸のポートアイランドにいた雀を思い出します。
 こちらの1.5倍増しで羽毛はふくふくでコロコロで、とても可愛かったです。

 ・青菜わーるど・

 暴風雨予想の木曜日に備えて対策をしています。
 小さい植木鉢は玄関に避難をさせて、大きい植木鉢はなるべく風の当たらない場所に寄せて…。
 今年増えた苺の新株達には初めての試練。
 台風の軌道が逸れてくれるといいのだけど…。
 土に挿した枝2本が密かに頑張って、やっと正体が分かったギョウシュンカが乗り越えてくれますように。

 ・ドール・

 クルーズが終わってみると、一夜の夢のよう…。
 あの日に見た光景が、ゆっくりと心に染みてきて、新たな創作のインスピレーションを築いていきます…。
 
 
 緑に立つ人。

 雨が物憂げなのは、光のない閉ざされた白い海にいるようだから…。

 けれども、樹木が教えてくれる…。

 雨は恵みの雫だと…。

 雨の日こそ、深呼吸をして、枝を張り受け止めること…。

 土の力を信じて、根を伸ばすことを恐れずに…。

 雨があがるころ、心地よい力が満ちてくるから…。

 だから、乾いた光ばかり望まないで、と。
 
 目を閉じて、雨を感じる日…。 
 

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