すたすた。

2009年10月12日 日常
 彼が喉を痛めて寝ているので、今日は一人で買い出しに行きました。

 こういうときに限って、冷蔵庫は空。
 洗濯洗剤やらロール、電球まで切れていました。
 けれども、気のハリが心地良くて、カートに荷物を山積みにしました。

 川沿いの並木道…。
 今日は、ピクニックやバーベキューを楽しむ人で賑わっています。
 海に近いので鵜は見かけますが、カモメは少ない町です。
 思えば、UKはカモメの町でした。
 町中の公園はリスとカモメが多く、行楽客がマックのハンバーガーを差し出すと直に食べるほど…。
 でも、肝心の川は、白鳥などの水鳥の憩いの場…。 
 大・中・小、3種のカモメがいつも家々の屋根に止まっていました。

 川沿いの道を歩くのはとても好き…。
 仏のセーヌの河畔をいつも歩いた学校帰り…。
 町中の騒がしい方ではなく、町はずれ、ブローニュの森の外れ…。
 水は森を映した緑、緩やかに船が行き交う川の道…。
 何もかも包むような懐の深さが好きで、定期もあるのに歩いて帰っていました。
 大分歩いて、住宅街への橋を渡るときには、両岸は車通りも賑やかでせわしないのだけど、橋の下を流れる川は悠久の時を穏やかに流れていました。

 お総菜屋さんのお洒落なショーウィンドゥを眺めて行くのが好きでしたが、日本は日本で、焼鳥屋さんの屋台が美味しそうな風情を添えています。

 日本の川の眺めというと、秋になると渡り鳥達がV字を描いて飛び行く姿が印象的です。
   
 お家に帰って、鶏のシチューを鍋にたっぷりと作りました。
 元気になりますように、と願いを込めたら具が多くなってしまって、夕食分までもちました。

 仏の川沿いの道を、一度だけ彼と佇んだ日…。
 それは、○○年前の、一ヶ月後の今日…。
 川が結んだ縁を、思い出した日でした。

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