ぶな。

2009年11月13日 趣味
 山茶花をよく目にするようになりました。
 今年は何故か椿の方が先に見かけていましたが、ほっとしました。
 この頃の雨を“山茶花梅雨”と言うのを聞くと、寒さにも趣を感じます。

 ・カップ・

 気分転換に、レディ・グレイの紅茶を…。
 今日は、いつものタンブラーではなくて、ロイヤル・ドルトンのBRANBLY HEDGEの四季の柄で…。
 ジル・バークレムの絵本「のばらの村」が描かれた楽しいティーカップ。
 タンブラーの固いブラスチックとは違って、滑らかで優しい感触が紅茶のまろやかさを引き立ててくれます。

 普段使いはマグ。
 デスクではタンブラー。
 思索に耽るときは少し上品なティーカップ…。
 
 そして、創作の初心に返りたいときは…おとっときのティーカップ。

 学生の頃、「ぶな」の喫茶店に時々足を運びました。
 本格的な珈琲で美味しいお店ですが、棚にはずらりと様々な大きさ・形のカップが並んでいて、紅茶を頼んでも好きなカップにいれてもらえました。
 隠れ家的な場所にあるので、外からはわかりにくいかと思うのですが、店内は明るい雰囲気で、入り口付近のお洒落で上品な席と、奥の落ち着いた席に分かれていて、奥様方や学生をよく見かけました。
 壁には本棚があって、「ブナ」に関する本が並んでいたのも印象的です。
 そして、サービスで自家製のゼリーがお客さんに振る舞われたりするのです。
 私は奥の席で、この空間をゆったりと楽しむのが好きでした。
 いまどきの急かされるような、クールで騒がしい雰囲気ではないので、本当にお茶の時間を楽しめました。
 
 カップを気分で選べるのが好きでした。
 特別な思いを込めた、ただ1つのカップがあったら素敵だな…と思うようになりました。
 それから、卒業時に創作専用のカップを買って…この思い出をこめた「初心に返るカップ」となりました。 

 
 束の間の、無限…。

 お茶と何かを語り合う時間…。

 久々に足を運んでみたい気持ちと、
 あの“時”を思い出の宝箱にしまっておきたい気持ち…。

 次の一杯は、おとっときのティーカップで…。

 初心を振り返る日…。
   

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