・考えるためのメモ・

 創作が進まないこと。
 推敲すべきものにも手がつかず、新しい物語にも上手く出だしが定まらない。

 文章が書けない、ということ。

 心と言葉をつなぐ糸が切れてしまう。
 感性が狭くなる、又は拡がりすぎてつかみ所がなくなる。
 “これ”という柱がどうしても見つからない。
 そのうちに、自信も揺らいで、目に見えるものに頼りがちになってしまう。
 そうなると、書くことにためらいも覚えてしまう…。

 ふと、和辻哲朗の言葉を思い出した。
 “はじめから順序を追っていかずに、書きやすいところから書き、後で並べ替えれば良いetc…。”
 これは、外山滋比古の「文章を書くヒント」という本でいつか読んだもの。
 ラフカディオ・ハーンも同じことを言っていたらしい。

 けれども今は、バラバラのピースさえも見えて来ないとき…。

 次々と思い出してみる。
 “推敲はできるだけ間をおき、風を入れてから読み直す”こと。
 “書くときは全てを忘れ、一気に書くべし”…。
  
 私のスタイルや気持ちについてくる言葉は…。

 “無心”で、“文章を書くときに邪魔をする意識(上手く書きたい等)を払拭”し、“構えずに思い切ってなんでもいいから書いてみる”こと。

 意外と単純なようで、忘れてしまいがちな作業。


 心遊ばせることは、言葉遊ばせること…。

 目に見えないものが道標…。

 言葉から心を解き放とう。

 そして、言葉にしよう…。
   

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