Back Home。

2007年11月28日 音楽
 朝、目が覚めたら、お鍋に出来たての豚汁が…。
 
 Westlifeの「BACK HOME」が、聞きやすい。
 とりたてて、新しいわけでも、情熱的でもないけれど、安心して聴けるように仕上がっているのは良い。
 色んなタイプの曲を詰め込んだアルバムよりも、曲調の統一感がある中で、繊細な表現を追求してくれているのは良い。
 
 些細なことだけれど、UKの曲を聴いていると、UK英語のヒアリングが向上するし、反対にUSAの曲を聴いていると、アメリカ英語のヒアリングが楽になる。こんなとき、両者共それぞれの地域によって多様な英語が存在するのに、一国には一国の共通な何かがあると認識します。
 フランスの高校準備クラスにいた時、様々な国籍の人が使う英語を聞き分ける練習をさせられた。
 あれで、我ながら(というか日本人生徒達もそうだったと思うけれど…)日本人が使う英語だけは、日本人生徒全員が当てられたのは、フランス人教師にとってはニヤリとする事だったらしい(Lの発音がラ行になるのが、やっぱりという反応か?)。
 逆に、フランス語の語学学校では、ラテン系同盟の結束と習得の速さを思い知らされた。耳とペーパーテストだけ速攻でクリアしてくる日本人の、会話能力の遅さだけは、永遠に理解されることはないだろうと思う。「分かってるなら、話せよ?!」というアメリカ人と、「相槌だけは早い!」と笑い転げるオーストリア人…。絶対、理解出来まい。…普段、大して使わないし。一番悔しいのは、言ってることは全部分かるのに、反論する実力のない本人なわけですが…。
 大概、習得が遅れるのは、意外に「感情表現」に関する単語だと思います。

 これは多分、日本語でも、量も質も実用回数も違うけれど、活用法に対する苦労は、そう違わないと思われます。

 話が大分逸れてしまったけれど、このアルバムは、出来るなら質の良いコンポで、広い部屋でそれなりの音量で聞きたい。
 
 白樺並木を思い出す、UKのスローテンションな景色に浸るときは、…レモンティーが良く似合う。 

UKと…。 

2007年10月4日 音楽
 UKのBBC RADIO1を深夜、たらたらと聞きながら、ぼんやりする。
 思えばこの習慣は、中学生の頃からあんまり変わっていない。
 あの頃は、フランスで、Energyの音楽チャンネルを、録音しながらかけ流して、適当に宿題etc.をしていたっけ。

 何はともあれ、BBC1は開局40周年のムードに包まれている。
 久しぶりに聞いたけれど、つくづく、10分間としたら、日本語の4倍は喋っているのではなかろうか。
 
 シングルチャートを聞いていて、今頃ipod nanoの歌が誰だったとか、ハイスクールミュージカル2はこんな歌なのかと、割とどうでもいいことを頭でキャッチしながら聞いていました。
 2位に食い込んでいる、Shayne Wardは結構好きで、アルバムも買っていますが、シングルも良かったのでamazonでチェックしたら、既に在庫無し。私もトロいなぁ…。

 ラジオはただのシングルチャートだけでなく、時代を遡って曲を挟んでくるのですが、80年代辺りを聞くと、本当にあの時代の音楽はどこへ行きたかったのだろうと、今更ながら考えてしまう。シンセとか、プロモの技術とか、新しい音源や技法で世の中の雰囲気もあって前向きな姿勢もあったけれど、…結局はいつも通り、時代の大量生産で幕を閉じた。ただ、今聞くと「これは80年代」という香りを残して…。
 それでも、確実に自分の音楽を掴んで、確たるカラーをもって進んだ実力派も育っていった。

 音楽はいつも進化と過去への学びを繰り返すと思う。
 だから、限られたジャンルの中での未来を特に憂えることもないのですが…。

 最新チャートを聞いていて、再認識したのは、声が綺麗とか、歌が上手いとか、音楽的に面白いとか、その辺は「楽しい」し好きだけれども、最後に胸を打つのは、「音楽魂」があるかということ。
 電話でラジオ番組と話していたリスナーの、最後のリクエストが、人気ランク10位以内の曲ではなくて、30位代のものでした。
 盛り上がっている、場の雰囲気として、人気のある曲を選ばないのかなと思いましたが…。

 これが聞いてみて、実に40周年に相応しい、じっくりとした、ソウルフルな音楽でした。リスナーは、ちゃんと良い曲を分かっている。
 
 一時、本当にブラック系が猛威を振るっていたUkチャートだったけれど、ほどよくバランスがとれてきた。Shayneは今も素敵だけれど、もっと練れてくることを期待しています。
 とりあえず、…amazon以外で、シングルを探そうっと。

音楽を日本に。

2007年9月12日 音楽
 とある国の音楽を、日本に紹介したいという仕事依頼がありまして…。

 幾つかのジャンルから、選出する作業にとりかかったのですが…。
 国色全開でローカル、UK60年代風、欧米80年代風、メタル…。
 
 ものが新しくない場合、「実力か顔」ていうパターンがありますが、顔はとりあえず論外。
 実力の話になると、先に世界進出しているグループの方が、場数を踏んでいる分、洗練されているし、声の艶や張りも良い。ベースの実力も明らかに他と差がついている。
 それでも、音楽に個性が欲しい。
 特定のジャンルで、その世界にありがちな曲を描くのは、安定して聞けるでしょうが、今更紹介するほどのものなのかと。
 
 逆に、国色全開だと、ワールドミュージックとして紹介は出来るだろうけれど、それほどの反応は望めないだろうと。

 もともと英語圏でないので、判定が難しいですね。
 若者向けでコンサートやクラブと言われると、余計、話がややこしいです。
 ならば、英語でも曲を描いているグループの方が、有利なのかというと…。
 
 「新しい」と「異色」は違う。
 洗練されているのと、音楽的に面白いのも違う。
 実力があるからって、魅力的かというと違う。

 枝葉を払い落とす作業は、まだまだ続く。
 
 個人的な好みとしては、…誰かバラードを聴かせて下さい。
 パワフルやコケティッシュな音楽の山。
 …段々、耳が慣れてしまわないよう、気をつけなきゃ。
 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索