ふわふわ。

2010年1月6日 趣味
 身体も気分もふわふわで、なかなか本調子には戻れませんが、家事や庭仕事を少しずつこなすことで動くことに慣れてきました。

 心の奥では、そろそろ創作熱がうずうず…。
  
 先日、近所のスーパーへお買いものに行きました。
 道の途中では、よくお散歩の犬に出会います。
 大型犬から小型犬…紫やショッキングピンクでポイント染めをされた、プードルやチワワ…。ショッピングカートがでこぼこ道を進む音が怖くて、戦いを挑んでくるダックス…。すれ違うたびに個性も見えてきて面白いのですが…。

 小型犬にとって、私の姿が一押しで“怪しい”らしいのです。
  
 どのくらいかと言うと、チワワやダックスがたちすくみ、目をまんまるにして、…小刻みに脚がふるえてしまうほど(泣)。

 私の格好といったら、寒さ対策で、セーターにコートを着て、手袋にマフラー、毛糸の帽子、おまけにマスク。
 風をしのげてとても温かいのですが、犬から見たら『目しかでてない布のかたまりが歩いて来るぞ!』となってしまったのでしょうか。
 カートを引いていたので、その音など、色々な意味で怖かったのかも知れませんね。…(泣)。

  ・青菜わーるど・

 雀や鳩が遊びに来ているようですが、小松菜は荒らされることなく無事に成長しています。もっとも、非常食料としてチェックされているかも知れませんが…。
 植木鉢の側に、実が数粒転がっていました。
 家の周辺にはない種なので、明らかに鳥が運び、ここで食べていたようです。
 冬には冬の恵みがあって、鳥達の日々の糧をつないでいる…。
 良かったね…と、ほっとした気持ちになりました。

 苺たちは、葉を伸ばさずに低いまま増えて、次々と花を咲かせています。
 小さいポッドの方は、残念ながら入院している間に3つほど実が生長しかけていたのですが水が足りなくて不発になりました。
 それでも、元気を取り戻すよう手をかけて、新しい花を楽しみにしたいと思います。

 今はセリが活躍しています。
 ニンニクの、一枚だけすらりと伸びた葉の裏には謎の虫軍団が越冬を…嫌~。
 庭も色々とすることがたまっているようです。

  ・ドール・

 退色したアクリルアイの代わりに、レジンアイを買いました。
 レジンも黄変するのですが、透明感が綺麗にでていてこれはこれで満足。
 DD用に、アニメティックアイなグラスアイがあったら…。


 近くの自然公園には、数種の猛禽類やウグイス、メジロなどもいるようです。
 街路樹の立ち並ぶ冬の道は、どこか乾いてもの寂しくて…。
 でも、あのサンクチュアリにはたくさんの生命がひしめき合っている…。
 水に棲む生き物が陸からは見えないように…。

 春を待つたくさんの生命が、今日も冬を生きている。

 今日は通院のために自然公園を歩いて駅へ行きました。

 凍るような木枯らしが吹きすさぶ道を、服だるまとなって早足で歩いていると、閑散とした風景に様々な生き物の姿が…。

 猫ロードでは、等間隔で猫たちが鎮座していました。
 お腹の下には鉄の格子の蓋があって、どうやらそこから温かい蒸気がわいているようです。
 松の落ち葉を踏みしめながら、ドバトの鳩の群れが夢中で餌探し。
 一方で、低木の鬱蒼とした、湿った腐葉土にはキジバトの番が…。
 枯れ枝となった樹木では、まるまると太った小鳥が虫コブをお食事中。
 その周囲を、カラスが巧妙に枝陰に姿を隠しながら、虎視眈々と小鳥を狙っています。
 うまく天敵の目を逃れているのが、寒椿の下をあさる雀とムクドリの混群。
 花というと、駅前の山茶花は満開で、ヒヨドリの好きなお花バイキングゾーンになっていました。
 
 病院では、回復は順調で、本当にあともうひと頑張りのところ…。
 基礎体力をあげていくようにしていかないと、代謝が良くなるだけで発熱をしてひっくり返るらしいです。

 帰り道。
 不意に、ハクセキレイが小走りに松林からでてきました。
 人懐こいのか真っ直ぐに私の前へ…。
 お顔に上品な黄色味がある、1年目の冬を迎える幼鳥でした。
 自然公園は休日になると行楽客で賑わうので、…何か食べ物を期待したのでしょうか。

 そのたくましさと、無邪気な好奇心が愛しい…。

 生き物たちの温かな気配を感じながら、久しぶりに歩いて家路につきました。

 年の暮れは毛布にくるまってテレビの前で時を待ちました。
 おごそかで、それでいて軽やかに新しい年を迎えました。
 神棚に手を合わせる横では、ディズニーランドの年越しの花火が窓の外で鳴り響いていました。

 さだまさしの両国国技館の番組を見て、ほんの少し眠って、明けた朝…。


 カーテンをそっと開けると、東の空がうっすらと明るくなっていました。
 息で白くけぶる窓を何度も拭きながら初日の出を待つことにしました。
 空が白む時が長く、薄い光が鳥達の目を覚ます様に、“ひょっとしてもう朝なのかしら?”と不安になってきたとき…。

 夜の影を含み、灰色に暗く沈んでいた雲の帯の端が、緩やかに金色に染まりはじめたのです。

 金色の光はやがて茜色となり、徐々に檸檬色の淡い光で空に広がっていきます。

 不意に、きらりと橙色の力強い輝きの初日の出が、地を縁取るように昇ってきました。

 生まれたてのような、無垢な、神々しさ…。

 まっさらな心におごそかな、新しい感動…。

 思わず、改めて背を正して、彼と元旦の挨拶を交わしました。
 そっと手を合わせて、朝日に一礼…。

 朝の日は、植物たちも力をもらえる光…。
 新しい気持ちで、新しい朝日を浴びて、
 厄を祓い、今年は健康で過ごせるよう、願いを込めました。

 どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。


 明けまして、おめでとうございます。


 今年もDNを書いてまいりますので、どうかよろしくお願い致します。


 皆様にとり、良い年でありますように…☆


 ☆…Happy New Year…☆ 

  ・樹羅の囁き・

 年の終わりは晴れ晴れと…。

 思う心は降り積もる…。

 悔いも過ちも来年への道しるべ。

 さざ波の風止むことのない年の終わりにも、

 良きこと、良き縁の幸をかみしめて、

 行く年の福が来る年への橋を渡すありがたさや…。

 澄む空に情けの土の暖を残し…。

  
 本年はありがとうございました。

 訪れてくださった方々に…。
 また素敵な方々に出会って、心豊かに、様々なことを学ばせていただきました。
 
 来年も、どうかよろしくお願い致します。

 今夜はLUPICIAの紅茶「ゆめ」(ローズヒップやはまなすをブレンドした、フルーティでほのかなバニラの香りの紅茶)で、甘く優しい夢を見て…。

 今日は二回目の診察日でした。
 前回、朝7時過ぎに家を出て8時過ぎ(9時はじまり)で病院へ着いたときは14人待ちで午前中いっぱいかかってしまったので、今朝は5時半起きの6時半に出て、病院へは7時半頃に…。
 それでも、9人待ちでした。1番の方って、いつ頃病院に来るのかしら…。
 レントゲン、採血と順調に進んで、診察・会計と終わる頃はやっぱりお昼。
 病院はどこでも半日仕事になりますね。

 結果は、肺の影もようやく消えて、炎症反応・白血球と合格点に。
 年明けまで抗生剤投与は続きますが、大きな心配はひとまず解決したようです。
 内科を一段落したところで、次は耳鼻科のこと。
 入院中にCTで見つかった副鼻腔の治療をしないと、これからも肺炎の引き金になる可能性があるということなので、早速予約を入れました。

 今回の入院日数はそんなに多くなかったので、保険がきくのは5日目からで6,000円程度。少しでも足しになれば…と申請するために入院証明書を発行してもらったら、その金額が6,000円…!プラスマイナスゼロどころか、申請しなければマイナス6,000円ということに。うーん、経験になりました。

 お昼は実家の駅前に新規開店した丸亀製麺でさぬきうどんを食べました。
 量も値段も手頃で、麺のコシもちょうど良く、すったショウガのトッピングも良かったです。彼の食べた天ぷらも揚げたてで美味しかったとのこと。
 実家の駅に帰るたびに何かが新しくなっていて、どんどん便利になって歩きやすくなっていくので、興味津々になってしまいます。
 駅近くにTESCOが出来ていました。
 日本では「つるかめランド」で展開していたと思ったのですが、UKのままのTESCOでスーパーを開いていました。

 予定もすっかりずれてしまって、やることが山ほどたまってしまいましたが、まずは身体を少しずつ縦にしている時間を長くすることから…。
 年末中にお返しを贈って、お掃除はやれることだけして、年末のお買い物をして…それぞれの帰郷は年明けになるかな。
 まずは自然公園を抜けて駅まで歩けるよう、徐々に体力を取り戻していきたいと思います。
 
 それでも気分は晴れて、今日からよく眠れそう…。
 勝てて、良かった…。
 完治まで、後もう少し。
 

ひだまりに。

2009年12月27日 趣味
 レースのカーテンごしに、日光浴…。

 抗生剤を投入して3週間。1日3回タイプから1日1回タイプに変わりました。
 ビオフェルミンや食事で頑張っているけれど、そろそろ薬が胃に負担になってきた頃…。低血圧ぽいのが続いているのも気になるところです。
 薬というと、処方箋薬局のことですが、待合室にお子様のコーナーを作るのはいいのですが、木製のおもちゃをおくのはどうかな…と。
 子供たちはおおはしゃぎで木製のおもちゃ同士を打ち鳴らして遊んでいて、その音は頭痛を起こしている脳天を砕かれるような騒音です。
 母親たちは他の患者さんたちを気にしながら、一生懸命止めようとしていました。

 私は、この場合問題があるのは、その子たちの母親の管理とか(注意するのは必要かも知れませんが)、子供たちの遊び方というよりも、わざわざそこに木製のおもちゃを用意したセンスにあると思います。
 タオル地のおもちゃとか絵本である方が音もたたず、その場に望ましいと思います。

  ・青菜わーるど・

 庭仕事はできないので、彼に水やりを頼んでいます。

 苺が可憐な純白の花を咲かせていました。
 今年はもう力を貯めるのかな…と思っていた、植木鉢スタンドに植えた新しい子供たちの苺も、古株の苺も頑張って花を咲かせています。
 
 カニサボテンも花を開き始めました。
 実家にある兄弟は鮮やかな紅ですが、こちらのは華やかなピンク色でした。
 
 生き生きとした小松菜…。
 眠っているハーブたち…。
 土のなかの呼吸が聞こえてくるような、冬らしい庭になりました。

  ・ドール・

 アフターへは行けなかったのですが、彼からサプライズのメールが…。
 今年最後のお迎えは幼SD「エディ」でした。縁あってのこと、可愛がろうと思います。

 
 廊下にはどっさりと、彼の実家から送られてきたリンゴやさつまいも…。
 静岡の義妹からはたくさんの蜜柑…。
 私の実家からは、しょうゆ豆、ビール、四国の紅白さぬきうどん…。

 心温かな、年の瀬…。
     
 お返しに何を送ろうかな。
 義妹さんはスイーツが希望とのこと。
 久しぶりに「お姉ちゃん」と呼ばれて、根から妹肌の私は、少しこそばゆくなりました。

 今日は退院後初めての診察に行きました。

 病院はとても混み合っていて、久しぶりに沢山の人間を目にしたせいか、血圧測定で上が96で下が50という見たことのない数字が。
 経過は順調だけどやや症状が横ばいなので、処方箋を5日分追加して、月曜日にレントゲンと血液検査をすることにしました。

 お食事は、すし酢で酢の物、お粥、野菜具たっぷりの味噌汁、お豆腐やかまぼこにそれぞれショウガやワサビにおろしポン酢かけ…。限りなく脂肪控えめを意識しています(かまぼこでも一本で脂質は0.8程度なのです)。

 けれども、元気になりたい(ケーキを食べられるようになりたい)という気持ちが食欲を呼んで、昨晩は彼がお土産に買ってきた鶏をぱくり。
 普段はデザートは蜜柑くらいですが、今日は、フルーツやババロアなら優しいかな…と、デザートにクリスマスの飾り付けをされたミルクババロア(もはや、サンタが乗っていればクリスマスケーキに認定ですね)を用意しました。
 
 友達や家族とお祝いメールをかわして、彼がプレゼントにくれたビッグなひつじの抱き枕、メイプルさんとロップくん(私の身長の半分はあります)を抱えてベッドにかえる…。

 心穏やかな、素敵なクリスマス…。

 皆様にも良いことがありますように。

 Joyeux Noël!

一日。

2009年12月24日 日常 コメント (2)
 毎日、安静でふとんにはりついています。

 一進一退を繰り返しながらも、日に日に元気を取り戻していって、昨日は近くのスーパーへお茶をしに行きました。

 久しぶりの青空を、鵜が飛んでいく…。
 街路樹の葉はすっかりなくなって、向こう岸の景色が開けて見えます。

 レッドジンガー(赤い系のハーブティー)を飲みながら、彼と他愛もないお話。

 食生活も毎日がお魚です。
 鮭、鱈、鰆…。メニューもダイエットを志したときよりもバランスの良い粗食でむしろ病人食というより普段も続けた方が身体に良さそうです。
 しかし、スーパーはクリスマス&お正月の売り出し。
 この時期になると、肉のコーナーには、鳥の丸焼きやら羊肉が山と積まれています。羊肉~。UKで見かけるようなブロックはないけれど、骨付き肉をハーブ類でオーブン焼きしたものは大好き。
 クリスマスのご馳走…というと、UKの大きな七面鳥や仏のガチョウの栗詰め…ベーコンブロックを杏やオレンジで焼いたもの…それからブレスの鶏の丸焼き。
 今年も銀座でブレスの鶏を…と思っていたけれど、今年はお魚かな。
 ご馳走は望んでいないけれど、鶏はいいな~と考えられるだけ具合も良くなってきました。

 何もしないのもつまらないかな…と、汁物ではんぺんをクッキー型でぬいていれたら、彼に笑われました。本当に小さな遊び心。


 生活が楽しくなる願いは沢山あるけれど、
 ご飯が美味しく食べられるありがたさあってのもの…。

 その先に行きたい。

 その先に行きたいと願って、回復をしていく。
 
 大切な人の隣をまた歩きたい。

 願うことが、身体の力になる。

 そして、こういうときこそは、自分の身体に真摯に耳を傾けたり、大切な人にありがとうを沢山伝えられるとき…。
 

 元気でいるって、普段、身体がものすごく頑張っているんだ。
 彼は面倒を見てくれるために今、ものすごく頑張っているんだ。

 生きるということが強くて、愛しいような、そんな思いで過ごしています。

 明日の検査で肺の影が消えていますように…。

 クリスマスケーキの夢は叶うといいな。
  

退院。

2009年12月20日 日常 コメント (6)
 ひとまず、退院して家に帰ってきました。

 お外は晴天続きの青空だけれど、おふとんでおやすみ…。

 急性気管支性肺炎でした。

 診察で、白血球が一万七千(通常の3倍)あると聞いたとき、彼と私は不覚にも「そんなに戦う力があったんだ…!」とちょっと感動してしまいました。
 いつもは病気をすると白血球が増えるどころが減少を続けて危ない橋を渡るので、予想外の身体の力に少し驚きました。

 今までの努力は無駄ではなかった…、こういうときに役に立つのだと、つくづく日常生活での身体作りの大切さを痛感しました。

 入院中は、彼が「一人では心細いでしょ」と枕元に置いてくれた幼SD「ゆき」ちゃんが、その愛くるしい微笑みで担当医の先生や看護士さんたち、ヘルパーの人まであっという間に魅了して小さなアイドルに…楽しく過ごせました(猫漫画を読んでいたら猫飼いのヘルパーさんとも仲良くなって猫話を聞かせてくれました)。

 一度目の肺炎は死にかけて、二度目は不安と七転八倒の日々…。
 でも、三度目になると“今回はいままでよりも大丈夫”とか妙に冷静に分析したりして、入院の準備も手際が良いし、日々の経過も自分で手応えを感じることができました。
 お向かいに、人生で初めての肺炎で、人生初めての病気での入院で、2児をかかえたお母さんが入院をしてきて、不安に取り乱して泣きだしてしまっていました。
 私と同じくらいの状態なのだけど、初めては怖いかな…となんだか気の毒にも思えてしまって、私の家族がお見舞いに来ると「こういう症状だから今回は軽いよ」とか、「もっと悪いときはこういう症状が…それに比べたら全然大丈夫!」とか、なんとなく話していました。
 本当に、順調に回復をしてその方も同時に退院していきました。
  
 とはいえ、細菌に弱い自分の身体を思うと、少し心細くもなります…。
 「肺炎」は突然にかかるもの。
 何の前触れもなく、風邪かしら?と思ったら肺炎というもの。
 どう気をつけたらいいのか…というと、まさにお医者さんに言われる「あなたの場合は小さな風邪もひかないように」ということだけ…。
 早期発見で治療をするのが、なによりものことですね。
  

 ぼんやりと、病室の窓から外を眺めていたら、番の小鳥が細いビルのトタン屋根に舞い降りてきました。
 マンションや雑居ビルの建ち並ぶ町中の景色ですが、何故かそのトタン屋根だけが雀やヒヨドリ達に人気なのです。
 見ていると、番の小鳥は周囲を警戒した後、トタン屋根の下の管へ…。
 どうやら巣があるらしく、番は一羽ずつ頭をつっこんで餌をあげていました。
 そのビルの二軒隣は立派なマンションが建ち、そこはカラスの番のテリトリー。
 カラスはトタン屋根の巣には気づかずに、その細いビルの前でゴミあさりをしていました。
 まさに「灯台もと暗し」の小鳥たちの知恵の賜でした。
 
 あの小鳥の子供達が、無事に巣立つといいな…。


 まだ完治ではなくて、しばらくは“絶対安静”なので、ぽつぽつと書きます…。

  ・お知らせ・

 朝に痛めた喉が、あっという間に38℃越えに…。

 厄介なのは、一度崩れると免疫力が苦しいということ…。


 なので、回復に専念をするために、少しだけお休みします。


 読んでくださる方々に、感謝をしています。

 そして、いつも訪ねてくださる方へ…ありがとうございます。
 

 皆様に、良いことがありますように…。 

ころり。

2009年12月8日 日常
 風通しをしようと窓を開けたら、お部屋の湿度があっという間に23%となって驚きました。寝室などは加湿器をつけて36%程度、今日はとても乾燥しています。

 土日の忙しさの反動と乾燥で、微熱と喉を痛めて今日はダウン…。
 お約束の展開を見越して、お粥を用意するタイミングだけは上手になったようです。
 このあたりが丈夫だったら、どれだけのことができるだろう、と考えてしまうのですが、とにかく健康維持が第一ですね。
 冬をお薬無しで乗り切るのは本当に厳しいこと。さすがに喉のお薬は飲んだけれど、常備薬に後戻りしないように気をつけなくては…。


  ・青菜ワールド・

 最近、晴れた日は、日差しが温かいせいかバジルが勢いを取り戻しています。
 もう大分、幹は木へと変化しているのに、先端は若く柔らかな緑の葉を伸ばして花芽をつけています。命ある限りに成長を続ける植物の生命力の強さを感じます。

 朝の気温が日増しに下がるこれからの季節は、土の状態が気になります。
 春への準備をもしたかったのだけれど、来年が気がかりで今年は予習を固めることに止まりそうです。
   
  ・ドール・

 瞳が合う、安心感…。ガラスなのに柔らかな眼差し…。そこに“居る”という癒し。

 
 夏から時間のあるときに少しずつ作業をしてきた、ラベンダーの花摘み。
 1つずつ、丁寧に乾燥させた花を摘み、額を残して瓶にためる…。
 こんをつめて一気にやるよりも、ふとした時に手をつける方が好き…。
 ラベンダーの香りに包まれて、お茶を飲むひととき…。
 
 心の内側で熟成される、日々の想い…。
 

ドルパ22。

2009年12月7日 趣味
  ・ドール・

 東京ビッグサイトのドールズ・パーティ22に行きました。

 東京では春と冬に行われる、ボークス社のドールの祭典です。
 今回は、ディーラーさんと天使のすみかショップでのお買い物をメインにしました。ディーラーさんのお店は500軒ほど。今年は会場も広くて歩きでがありました。
 探していた縁無し眼鏡と、青色の上品な巻き毛のウィッグを購入しました。
 すみかショップで幼SD用のアンティーク調のドレスと、西洋刀、海賊刀のお買い物を済ませた頃にはお昼。
 ビッグサイト内は幾つかレストランがあるので、会場を一端出て一息しました。

 ワンオフ(ドールアーティストによるメイクの一品もの)のテーマは“初恋キネマ”でした。限定品に添って大正を意識したそうですが、思いの外華やかでした。
 特別展示は、清楚可憐な4人の初期子たちの、幼SDからSD、SD16と成長を思わせる展示でした。
 純白のドレスに身を包んだ、穏やかで優しい静寂…。
 心癒されるとても素敵な空間でした。

 そして、毎回楽しみにしているのは、なんといっても会場で販売されるシフォンケーキ…!一度食べたら忘れられないほどの、しっとり感とふんわり感が美味しい、まさに「天使のほっぺ」のようなシフォンケーキなのです。
 全国に配達してくれることが分かってとても嬉しいニュースでした。

 ディーラーさんのお店は、出店の国も様々です。
 アイテムも、お洋服屋さんが圧倒的に多いですが、アクセサリーや靴屋さん、スタンドから家具まであって、まるで小人の国のマーケット。
 見応えがあるのは、そんなディーラーさんたちが店頭に飾るモデルのドール達です。
 背景や小道具、衣装からメイク…、1つの机に1つの世界が完全に成り立っていて、いつ見ても圧巻です。
 

 そして、こんなに“好き”を貫いていること…。

 惜しみない愛情や楽しみが、世界観を芸術的に豊かにしていること…。

 表現するために私も何かしてみたい、と思えること…。
  
 拘りと追求するエネルギーはとても刺激になります。
   
 
 その晩の帰り道、遠いディズニーランドの花火を橋のたもとから眺めました。
 
 心も体も、栄養をチャージした一日でした。

ペアカップ。

2009年12月4日 日常
 白い雲の間を、大きく広い灰色の雲が過ぎっていきます。
 まるで雪雲のような、冬らしい空です。

 今日は、一日静かに…。
 ハーブティーにはちみつをいれて、庭の予定を整頓して…。

 普段使いのマグは、franc francがお気に入りです。
 木製のソーサー付きで、柄もシンプルでカラーによった雰囲気を楽しめるのも良いところです。
 程良い大きさは、スープやムースにも使えて便利です。

 家には、結婚当初からのペアカップが色々とあるのですが、…長い間に1つになってしまったものも多いのです。原因は、何故か彼がカップを洗ってくれた時に限ってヒビを入れられてしまうため…。昨日はお気に入りのチップとデールのマグにヒビが入って大ショックでした。秋に買ったばかりでしたが…。
 そんな災難をくぐり抜けているのは、姉夫婦がUFOキャッチャーでとってきた、クマのペアカップ。少し重くて頑丈で抜群の安定感なのです。
 それと、UKで韓国人夫婦のお友達から頂いたカプチーノカップ。
 厚みのあるカップは丈夫なようです。
 
 ・ドール・

 明日に備えて、綺麗にしています。とても楽しみ…。


 長いお付き合いを経て、春を迎えるお友達。
 彼女は生まれてからずっと故郷で暮らしてきましたが、結婚をして他県へ彼について転勤をすることに…。
 初めてのお引っ越しに、とても心細そう。
 生まれてから引っ越しばかりの私には、その姿がなんだか新鮮でした。
 揺るぎない故郷がそこにあるのは、どんな感じなのでしょう…。
 きっと、思い出のたくさん詰まった、大きくて温かな存在なのでしょうか…。
 私にとっては、地球の上を、刺繍糸で通していくように、長く暮らした国や街が思い出で結ばれて“故郷”が創られていく感じなのです。
 
 結婚のお祝いに贈るものを考えています。
 定番なのは、クリストフルの銀のスプーンセットや、バカラのペアワイングラス。
 夏なら、涼しげな和風の素麺ガラスセット等も良いのですが…。
 ペアマグはきっと、色々な方からもらうかな…と考えて、初めてのお引っ越しにかさばったり、気を使うものでも…と思うと…。
 
 贈り物を探しに行くのは、とても楽しい時間です。
 
  ・考えるためのメモ・

 ・創作メモ・

 もうずっと、考えて考えて、考え続けているのに、描ききれない人物像がある。
 その人の生い立ちは、使命は、そしてどうなるのか…。
 旅の中で成長を重ね、そして悟る心の真実…。
 ラインを描いて、様々な角度から描いて、考え直して…。
 客観的に掴むために、テレビ、小説、詩、音楽、ミュージカル、絵画、芸術評論に触れて…。
 それでも、まだ、遠い…。

 こんなとき、世の中の全てが鍵に思えてくる。
 心には、“もっと、もっと心揺らして…”と聞こえてくる。
 何げない日常に奪われてしまいそうな、気力や様々な感情を目覚めさせなくては…。
 
 人は多面体…。
 一面だけでは知ることのできない心がそこにある筈…。
 喜怒哀楽だけでは、知ることの出来ない世界がそこにはある筈…。

 それから、…慈しみの心。
       
 樹羅の囁きが聞こえる…。
 『時を手放しなさい。心の鍵を開けて…』

 この時間を忘れるくらいに、情熱を傾けて、熟成される何かを見つめて…。
 過去を求めないで、そこにあるものを見つめて…。
 新しく生まれる何かがあるから…。
 たくさんの心を描いて…。

 開けられない扉も今は開いて…。  

  ・考えるためのメモ・

 お熱で思うようにこなせない日々が続いています。
 根が何かしていないと落ち着かない方なので、動きまわったり作業に手をつけるのですが、細々としたことに神経がまわらなくて…。風邪のようでもないのですが…土曜日の用事を控えてぼんやりしています。
 なので、こういう日は、徒然と楽しいことを考えることに…。

  ・動物もの・

 寒い季節になると、仏の住宅街で「猫マフラー」をよく見かけていました。
 主に背の高い男の人の首周りに猫がしっかりとマフラーのように乗っかっている光景です。とても温かそうなのですが、尻尾が時々くすぐったそう。猫も気に入っているのか、降りたがらずに寛いでいたりします。不思議なのは、「猫マフラー」を見るのが一人、二人ではなかったことでした。主にシャムが多かったでしょうか。ちょっと、羨ましい光景でした。
 街を歩いていて野良猫は見かけないので、新鮮な感じもありました。

 中学時代に住んでいたアパート(日本の6階)のお向かいに、家より低いアパートの屋根裏部屋があって、その屋根の縁をお散歩するのが好きな黒猫がいました。縁の外はまさに絶壁。ヒヤヒヤしましたが、毎日会うのを楽しみにしていました。
 もう1つ猫というと、某食通通りにある和食処のことです。
 使われていない方の寿司カウンターに伸びている美猫な看板猫さんでしたが、お向かいのエジプト料理店から預かっていました。名前があまりに難解で聞き取れなかったそうです。和名で「ハナ」と呼ばれていました。
 猫のくつろぎ姿は癒されます。

 犬というと、某お店にやってくる大きな白い秋田犬のシロがいました。
 すき焼きのタレをかけたご飯が好物で、“食べたくなると飼い主をお店に連れてくる”犬で有名でした。犬好きなお客さんのテーブルに挨拶をしてまわる人気者で、シロに会えたときは私も大喜び。シロに夢中で目の前の席でダウンタウンご一行様が打ち上げ会をしていたことに帰るまで気づかなかったという…。
 シロは、奥さんを亡くしたご主人様にとても大切にされていて、いつも側に寄り添っていて、主人が飲みやカラオケで遅くなると、“ご主人の友達にこの辺で帰らせて欲しいと催促をして”、酔った主人を家に連れて帰る利口で忠実な犬でした。
 その姿はまるで在りし日の奥さんのようだと、ご主人を知る人はシロのことを口々に言っていました。

 今日もどこかで色々な生き物が生きている。
 窓の外ではヒヨドリが絶好調。
  
 来年のカレンダーも、お気に入りの和洋うさぎ雑貨「月乃ぴょんや」さんでお買い物。無邪気で可愛らしい白うさぎの12ヶ月の絵が幸運を運んできますように…。  

青色の空。

2009年12月2日 趣味
 題名を書いた途端にenterを押してしまってひやりとしました。
 こういうとき、取り消しはできないのかな。

 今日は深呼吸をしたくなるほどの陽気の良い日です。
 お庭にいても、日差しで背中がぽかぽかしてきます。
 気分も、からり…。

  ・青菜わーるど・

 小さなポットの苺は順調に花をたくさん咲かせて果実へと成長しています。
 長老の苺の鉢からは、何故かはこべが生えていたので草むしりをしました。
 年数を重ねた植木鉢の中は、そこに小さな世界ができているようです。
 この日差しが、植物たちに栄養を与えてくれますように…。
 一番喜んでいるのは、ハイビスカス。
 ポインセチアを増やそうかと考えていたのですが、ハイビスカスの華やかさで満足してしまいそうです。

  ・ドール・

 土曜日が楽しみです。なかなか進まなかったドール棚の展示作業を少しずつしています。足りないものを、工作ぽいことで補ってみたり、楽しいスペースです。


 今日は、特別な魔法が働きそうな日…。

 カルピスの「ほっとれもん」で、ほっと…。

 喉が冷えやすい私にとっては、喉を温めてくれる飲み物はとても貴重…。
 微熱続きでも動けてしまうのは、保温と栄養のお陰なのです。

 耳にはさだまさしの「岬まで」。
 心地良いギターのリズムと、優しい言葉たちが、加速しがちな時を緩めてくれるのです。
 もう1つ好きなのは、「小さな手」。
 左手には永遠の未来、右手には無限の希望、心は透き通って愛を…。
 無垢な子供の掌は尊いけれど、たった一度の人生に使い込まれていく掌の愛しさが伝わる好きな歌です。

 来年も、ここにいるとは限らない…。
 最近はそのことが頭によく浮かびます。

明かり。

2009年12月1日 日常
 様々な所で、華やかなイルミネーションが飾られる12月。

 先月はパリのシャンゼリゼ通りも樹木に明かりがつけられました。
 今年のテーマはピンクだそうで、可愛らしい色合いを写真で見ました。
 
 まだ電球色であった頃の、あの通りがこの時期になると思い浮かびます。
 あの頃、ジョルジュ・サンク(シャンゼリゼ通りの凱旋門側)のマックにお釣りを適当に渡す店員さんがいて、まだ付き合っていないときの彼と一緒に数えることが小さなイベントでちょっぴり嬉しかったこと…。
 とても寒い日に、突然、靴底の革がぱっくりと割れて、でも言えなくて、平気なフリをしなきゃ!と踏み出したところが水たまりだったり…。
 突然の雨に、傘を貸してもらって、悪いなと思って「傘を持っていてあげるよ」と代わってもらったら、あまりの身長差(彼とは30㎝違い)で思わず傘で彼をごん、とやってしまったこと…。慌てて代わってくれたけれど、やっぱり身長差で私がびっしょりになったこと…。

 思い出すのは、きまらない二人だけの帰り道…。
 でも、何でもおかしくて、いつでも笑顔になれたこと…。 

 焼き栗の匂い、白い息、川のように流れ続ける自動車…。
 
 フランがユーロになっても、樹木の電飾が変わっても、この先もずっと続いて欲しい冬景色です。

 アパートの大玄関の中に飾られたツリーの明かりを見ながら街を歩くのも好きでした。マドレーヌ寺院のクリスマスミサを見学してから、一気に南のマルセイユまで車を走らせたのも、今となると大切な思い出です。

 イルミネーションがくれた思い出の場所は、本当に沢山…。
 
 飾らない想いを、飾る一夜…。

 スーザン・ボイルさんのCDを聴きました。
 日本向けボーナスの「Wings to fly」は、まるで聖歌隊のような素直な歌声でした。
 歌に込める想いが直接伝わるものや、素朴な歌い方のもありました。
 時には影を含み、時にはミュージカルらしい語るように言葉に意味を込め…。
 丁寧で綺麗にまとめて歌っていると思いますが、欲を言うとホールで伸びやかに歌う姿が見たいな、と思いました。
 「Silent Night」は、なんとなく、この方に合うキーがあるような気がします…。
 真面目で素朴な雰囲気の、全体的に聞きやすいCDでした。


 もう一方は、声楽家のベー・チェチョルという人のこと。
 世界的なテノール歌手であったのが、甲状腺がんで歌声を失い、そこから奇跡的な復活を遂げた人です。
 その歌声は、伸びの良い柔らかさをもち、ハリのあるしなやかさは、まさに声を楽器として極めた人の調和と美しさがありました。
 魂のこもった、美しい歌声でした。

 
 奇跡、と呼ばれる人…。
 
 諦めることなく、自ら運を見放すことなく、魂をぶつけ、努力を重ねて…。

 たゆまぬ生の力強い輝きに、感動と深い尊敬の念を抱きます。

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