朝の用事を済ませて、お庭にでて深呼吸。

 庭のハーブ達は眠っているので、散歩道の樹木や湿った土の匂い、潮の香りなどを風が運んできます。

 すっかり終わったバジルの整理や、苺についた虫退治などをしていると、背中で小鳥達の騒ぐ声が…。
 普段、この辺りの時間に小松菜を食べに来る小鳥達が、順番を待って催促しているようでした。
 作業がどうしてもあったので、小鳥達には出直してもらうことにしました。

  ・青菜わーるど・

 2つの鉢のラベンダーは、別の種類のようです。
 片方は青い葉が長く密集し背が低いのですが、一方は葉の色は薄く細くすらりと枝を伸ばしています。
 去年の夏に、100円ショップで種を購入して育てたものなので、種類が明確ではないので、どう生長していくのか興味のあるところです。

 苺はやはり株に力が足りない感じがします。
 花は沢山咲くのですが、実へと生長する過程が遅いようです…。
 ミルクスプレーで虫退治をしましたが、もう少し暖かい季節になるまで、根や土の力を護る方法を考えています。ウッドチップを買わなくては…。

  ・ドール・

 いつも見ている、優しい面立ち…。年を重ねて、黄変してきても、その眼差しに会えることに癒されます。
 
 
 “ムーミンパパの『手帖』”(トーベ・ヤンソンとムーミン世界の研究書)を久々に読んでいて、ものを感じること、ものになりきること…、それから物や拘りから解放された“自由”について、相反する要素に混乱し苦しむことで生じる感性の奥行きについて考えていました。

 心地よさと、はりつめた美しさ、喜び…。

 まだ言葉にならない、新鮮な感動…。

 たくさんの“比喩”は琴線をつまびく楽器であり、音色でもある…。

 表現しきれない、という大きな気持ちと、

 表現したい、という“手の中に収めたい”気持ち…。

 そんな風に見まわすと、ありふれた景色さえ、愛しいように感じられるのです。 

言の瓶詰。

2010年1月28日 趣味
 灰色の雲は風に流れ、幸いにして雨は降らずに夜空には星が瞬いています。

 海の側なので白くけぶる水平線を眺めるのは好きですが、時折、緑の地平線を望みたくなります。
 大地は空と交わることなく、空に染まる…。
 広大な草原に沈む夕日は、“沈む”というよりも、昼間の空を連れて遠くの世界へ去っていくようでした。

 森の匂い、草原の匂い、畑の匂い…。
 それぞれに違う、大地の味。

 心を解き放つとき、織られていく言葉達…。

 瓶詰めにして、調合されていく感性の香水瓶。

 どんな香りの詩が、織られていくのでしょう…。

 思いを馳せる、無限の時間。


  ・思い出小箱・

 仏。小学校は、赤いレンガ造りの建物。
 クラスには様々な国の子がいました。
 まず、一人一人に記号を与えられます。
 授業も記号で指名され、ノートにも自分の記号を記します。
 印象的なのは、少し映画“マルセルの夏”に出てくる主人公のクラス風景のような、あの緊張感があったこと。
 先生の一声でびしっと仏流気をつけ(背を正して机の上で腕を組む)をし、空気まで気をつけをしたように目を見て耳を澄ますのでした。
 悪いことをした生徒に先生は鞭を振るっていた時代で、一年生でも容赦は無し。

 お昼時間は一時間半程あり、授業は午後4時まで。
 水曜日は学校がお休み。その日は体育の補習授業や、コンサートホールでの音楽鑑賞会を行ったりしていました。
 木曜日の午後には、クラス内で版画や刺繍を好きなように楽しむ時間がありました。
 刺繍をしているとき、先生に「milkは雲をどうしてそう縫うの?」と聞かれました。ステッチの種類を良く知らないので、「雲だから、メレンゲみたいに縫うの」と答えたら、先生が針をとり、「milkの思う雲はふわふわとさせたいのね。だったら、この縫い方の方が立体的になるわ」と新たなステッチを教えてくれました。
 木も、草も、まずはステッチの型に拘らずに、絵を描くように“思いの表現”に近づくよう縫って楽しむことを教わりました。
 手芸に親しむ一歩にもなりました。

 感性を自由に表現する喜び…。
 
 “描く”“創る”ということが、様々な心の境界線を越えるとき…。

 思い出の欠片…。

 その、木曜日の午後の、月一回のお菓子パーティの時間に羊羹を持って行ったりしていました。
 余談ですが、当時、クラスの子が驚いた日本ものは、“ひじき”や“海苔”。
 今なら、和食で知名度もある程度あるかも知れませんが、『虫だ~!』とお約束のように驚かれました…☆   

みる見る。

2010年1月27日 趣味
 お天気続きですが、明日は雨の予報。
 予想気温が17℃というのは驚いてしまいます。

 ・wii fit plus・

 毎日30分程度ですが、気がつくと肩が柔らかくなった気がします。
 万年肩こりに悩まされていますが、腕を動かしやすく、指先も冷えにくい感じがします。
 遊び気分で身体も慣れてきたので、筋トレも若干加えることにしました。
 ものすごく久しぶりに腕立て伏せをしたら、幾らもしない内に両手がぶるぶる。
 大切にしているのは、ヨガの腹式呼吸です。
 重心を身体の中心になるよう立ち、深く呼吸を繰り返します。
 気持ちもリラックスできるので、普段でも自分でします。

 お腹周りはなかなか減らないのだけど…、増えたことは沢山あります。
 集中力が戻りつつあること。
 身体を縦にしていられる時間が長くなってきたこと。
 汗をかきやすくなってきたこと。
 食欲が出てきて、食事量が増えたこと。

 燃やすために栄養を摂取することも必要なのだと思いました。
 何にせよ、今後の目標は、病後の身体作りから、健康的で丈夫な身体にすること。こうして時々確認すると、…前よりも続けられるような気がします。
 

 テーブルの雰囲気を変えたくて、新しいレースを編むことに…。
 本で編み図を眺める時間はとても幸せ。
 お茶の時間には、電子辞書を脇に『日本語使いさばき辞典』を眺めて…。

 カレンダーを見れば、肺炎はもう良くなった…と思えてから二週間半。
 どちらかというと虚弱な私は、いつも病後は一ヶ月半よたよたしているのに、今回は立ち直りが順調のようです。
   
 レース糸を手にとりながら、やっぱり色々と焦っていたのかな…と思いました。
 心も体も元気になると、自然とやれることは増えてくるようです。
  
 …後は、ウェストが減ってくれるといいのですが…。
 
 まだ風の寒い朝。
 ベランダではスズメたちが元気に囀っています。
 お気に入りのアンテナに止まって、金色の朝日を浴びながら羽繕いをする姿は、お手玉のようにふっくらとしてとても愛らしいです。
 物音に敏感な小鳥が寛いでくれるのは、とても心が休まります。

 フランス人アーティストによる、“小鳥にエレキギターを弾かせる”という作をヤ○ー・ペットに紹介された動画から見ました。
 巨大な鳥小屋の中にギターとアンプを設置し、キンカチョウがとまったり嘴で弦をつつくことで音が鳴るのです。
 あんな音が急に鳴ったら怖くないのかしら…と思ったのですが、とても物見高いキンカチョウ達は集団でギターにとまって、小枝を弦につっこんでみたり、動きまわったり、とてもマイペース。音が鳴っても気にしている風はありませんでした。
 あの、朱のほっぺをした、水玉模様の羽根をつけた可愛い小鳥と、エレキのシャープな音の“切れ”が対照的で思わず吹いてしまいました。
 2月後半からロンドンでも展示されるそうですが、なんだか不思議な光景でした。

  ・青菜わーるど・

 古株とスタンドの両方に、元気の良い白い苺の花が新たに咲きました。
 葉も小さいままで心配でしたが、日差しを浴びて力を取り戻してきたようです。
 そろそろまた、サンチュの種を植えようかな。
 虫もつかないし、育つとたっぷり食べられる上に、脂肪をおとしてくれる。
 お財布にも優しくて良いことづくしです。

 何よりも、土から芽をだすのは嬉しいこと。
 頼りない若芽達を一生懸命育てているときはとても充実しています。
 生長するものを見守るのは本当に楽しみです。

  ・wii fit plus・

 もともと運動が得意でないので、正直言うと結構しんどいのです。
 身体を動かして血糖値が低下しても、今は甘いものは極力避けるとき。
 エネルギー切れで、家事とフィットネスでひっくり返る日も…。
 でも、“スマートになって服を買う”の一念で頑張っています。
 楽しかったり、くじけそうになったり…。
 久しぶりに“スポーツ根性”という言葉を思い出しました(遠い目…)。
 
 朝のひととき…。

 おろしたての心に、朝一番の光が栄養をくれる…。

 前向きな私に、風を変えていかなくちゃ。

  ・考えるためのメモ・

 今日は、家でおとなしく…。

 今までの一連の創作を整理して、新たに書き直したり推敲を再びかけるための下準備。趣味にしか過ぎなくても、手を抜かない方が好き…。

 私と一緒に成長する世界…。
 私と一緒に年をとる主人公達。
 もう、小学校の頃からずっと続けてきた世界。
 どうして、こんなに続いてきたのか分からないのだけど、その歳に思うこと…感じることを詰めた物語。

 そして、歳をとるたびに振り返って、推敲を重ねて創造の輪を広げてきた世界。
  
 隣り合う社会の違いは、文化の違いは、文明の差は、種族の違いは、とても自然にあること…。創作の世界に思いを描いていく…。
 私は、『橋』。
 どちらのものでもありながら、どちらのものでもない。
 『私』という存在であるだけ…。

   
 一つ一つの物語が、現実の追憶の窓を開けていく…。

 今夜は、その手触りはとても優しくて…。

 UKのCDを聴きながら、あの頃の物語と一緒に、穏やかな日々が蘇ってきて…。
 
 ホームに野イバラがはびこる無人の駅…。

 ブルーベリーと白樺の小道…。

 うさぎと水鳥がくつろいでいた豊かな緑と水辺のある、大学院(彼の)の敷地…。
 
 結婚してから多忙の日々に離れかけていたお互いの気持ちが、この静かな町に暮らすことで、初めて心からぶつけ合って、寄り添えるようになったこと…。

 あの夏の、短い夏の、夕時の食卓…。

 開け放した白い窓から吹く風は…。

 『大丈夫』

 今は、優しい思い出を見つめていたい…。
 

差し引きは…。

2010年1月25日 日常
 遠くまで眺め渡せるような、雲一つない晴天。
 駅のホームに立つと、左手には白銀の富士山、右手には建設途中のスカイツリーが青く見えます。
 そして、自然公園は水仙祭り…。
 海の潮風を甘い花の香りが包みます。

 CTの結果、内蔵の働きを促す薬を飲むことにしました。
 いつまでも止まない咳については、そろそろアレルギーか咳ぜんそくの疑いも発生してきたので、吸引式の粉薬を処方してもらいました。むしろ、アレルギーの方がわかりやすいのですが…。
 食事コントロール、睡眠不足、運動疲れ…彼の仕事のストレス…と、精神的にもぎゅっとなっていたので、気分転換と行動範囲に自信をつけるつもりで都心に足を伸ばしました。

 丸の内ブリックスクエアの“喜助”は牛タン専門のお店です。
 牛タンは、高タンパク低カロリーなので気分的に行きやすいのです。
 みそ味の牛タンも、牛タンシチューも味にコクがあり程良い量でした。
 
 大手町から有楽町へと歩いて、ニュースで良く紹介される宝くじ売り場でスクラッチに挑戦をしたら御利益に預かったので、前回の当選金と合わせて、そのまま彼のネクタイを買いにデパートへ…。
 久しぶりに百貨店の中を歩いて、売り場を見てまわったら、もう瞳はきらきら…。私にとってお店はタダの美術館みたいなもの…。
 様々なデザインやアイデアを満喫してすっきりしました。

 その夜、夕食後に、ディズニーストアで買ったミニフォンデュセットを使って、チョコレートフォンデュをしました。クーベルチュールチョコと生クリームを予め電子レンジで溶かしてからセット。小さな燃料で温めながら、苺などのフルーツを具にして、チョコソースにからめます。チョコフォンデュは初めてでしたが、はまりそうな美味しさと楽しさでした。
 直径10㎝、深さ5㎝の小さなハート型の陶器なので、とても気軽に楽しめます。…お酒のおつまみで、ミニ鍋に使うのもいいかも…。

 甘い夢にほんわりとしていたら、彼がテレビをつけました。
 「ほら、」
 …え?
 にっこりと、親切な彼がwii fitを起動。
 「食べたら燃やすんだよね?」
 …あああ…、逃げられない…。
  

 一日の締めくくりは、30分運動して、たっぷり汗をかきました。
 不眠症(殆ど貫徹状態)が続いていたのですが、久しぶりにぐっすりと眠ることができました。

 これで、外食分(お茶の時間に食べてしまったレアチーズケーキの分も)が差し引きゼロになるといいのだけど…。
 久しぶりの美味しさには、心癒されました。

ぽっかり。

2010年1月22日 趣味
 気圧や気温の変化が激しいせいか、起きているだけで体力を使っているような気がします。夜、寝付きが悪いのに、朝だと思うと何故眠くなるのか…。

 長編とは別の、二年越しの創作をやっと終えて、緊張も解けたところでさあ吸収、と思ったら、なんとなく生活の穴にはまってしまいました。
 心も言葉も空っぽになってしまったようで、何を見ても右から左へ…。
 “わくわくの風”(好奇心と創作意欲)が原動力なような気がします。

 少し、乾き気味の気持ちで、うだうだとしていたら…。
 お気に入りの鳥さんのページで喝を入れられました。
 オカメのアップは迫力があります。
 うん。
 明日は新しいことを1つ、してみようかな…。

 
  ・青菜わーるど・

 苺が桃色の花を咲かせました。
 大体は白いと思っていたので、少し驚きました。
 鉢植えのセリも元気ですが、よく見ると凄い勢いで土を消費しています。
 地中で根が伸び続けて土が減っているようです。
 冬場でも観察はかかせないようです。
 
  ・ドール・
 
 気がつくと、ピンク色の服を着た子が増えています。
 ドール棚の春は四分咲き…。

  
 言葉に走らず、心の根に栄養を…。
  
 明日はCTの結果の日。

 何事もありませんように。 
 夜になると、強い風が吹き荒れます。
 風向きは、北北西のワルツ…。

 ホットミルクティーで緩やかに温まりながら…。


  ・思い出小箱・

 3歳半のこと…。
 パスポート写真は母の膝の上。
 うさぎの毛皮を着せられて、初めての飛行機に乗りました。
 機内食や、薄暗い機内をうっすらと覚えています。

 仏は、寒波直後でした。
 私が“いつもと違う”から、“違う世界に来たらしい”と気づいたのは、通りに並ぶ、灰色の荘厳な石壁の建物を見たときでした。
 子供心には、絵本にあるお城のイメージで、どこかお伽の国に呼ばれたようにも感じていました。(その頃から夢見がちだったのでしょうか…)。

 魚の鱗模様のような、石畳…。
 空も、建物も、橋も、全てが広く大きく感じましたが、冬の町は灰色でした。
 その灰色の道を走る、転がるクレヨンのような原色の車…。
 
 passyにあるホテルについて、まず始めに印象的だったのは、旧式のエレベーターです。
 重い鉄格子の黒い扉をガチャリと開け、次に木製の乗り物のドアを開けて乗る様式です。その早さはとてもゆっくりで、階段を走り上れば先に着いてしまいます。
(この様式は、今でも使われているところがあるかも知れません)。  
 古めかしくも、良き時代の優美で素朴な形…、上る時の独特な規則正しい音にいつも少しどきどきしていました。

 その次には、スプリングのきいたベッドではしゃいで頭から落ちたこと…☆

 家探しでしばらくホテル住まいをして、16区のSuschetに移り住んだ頃…。

 ある日、子供が沢山いるところに連れて行かれました。
 円卓を囲むように椅子に座って、紙製の花をこさえていました。
 
 そこは、幼稚園。
 4歳で年長さんです。
 私が覚えていた言葉は、“Bonjour”と“Je m’apelle ○○.”、“merci”…。
 (日本にいる頃に、父が教えてくれたもの)

 学校には、様々な国の子供がいました。
 みんな親切で、「milk、これは何て言うの?」とひとつひとつ問いかけてくれて、根気よく言葉を教えてくれました。
 幼稚園の授業は、算数、書き取り、音楽、詩の暗唱(ヴィクトリ・ユーゴの“雪だるま”等)…。
 
 やがて、小学校へとあがり、子供達の間に色々と変化が訪れるのですが…。
 それはまた…。   


 ミルク一杯分の、思い出…。

 梅の開花のニュースを聞いて、先日、鳩ロードを歩いたときに梅の蕾をみつけたことを思い出しました。桜などは秋に眠り、冬の寒さで“冬眠打破”となって春へ向けて開花の準備をするそうですが、この頃の暖かさは妙な感じがします。

 今、気になるのは、“黒いスズメ“のこと…。
 黒と聞いて、カラスもスズメ目なことを連想してしまいました。

  ・wii fit・

 2年間、越えられなかった体重の壁をきって、今日は嬉しい日。
 目標の体重(最終目標ではないのですが…)まで後0.1㎏だったのが、ものすごく惜しい…。BMIのピンチと、座骨神経痛(腰の痛みなのに、脳の誤りで太ももの付け根に激痛を覚えて歩けなくなること)を緩和するために、退院してから今度こそ…とwii fit plusを続けてきました。
 毎日30分程度ですが、汗をかいてシャワーを浴びると気分もすっきり。
 バージョンアップしてから、運動メニューが楽しくなったので、いまのところは飽きずに続けられています。

 とはいえ、翌日に筋肉痛がでたり、ついアイスに手をだしてしまったり、後で反省ばかり…。なんとなく気の乗らないときも…。

 けれども、かかりつけのお医者さんの、「私の知人は運動だけで良くなったよ。食事制限はマクドナルドをやめただけですって。燃やせばいいのよ」という話をいつも思い出します。
 食べても、燃やせば…。じゃあジョギングでも…と怠け心があるときは、テレビの前に自分を引きずってきます…。

 食事としては、気を使っていることは、低脂肪・野菜&魚中心であること…。
 ・一日一回、脂肪分ゼロのヨーグルトを食べること(お腹の調子が良いです)。
 ・メニューに一食は、絹豆腐、トマト、大豆がある。
 ・お酢を毎日とる。
 ・水分をしっかりとる。
 …くらいです。食事量を減らすことは、逆効果なので、むしろしっかり食べるように心がけています。

 休みたいときは無理をせずに、体調次第で楽しむつもりでいます。
 
 まだまだ、理想にはほど遠いのですが…、“去年よりも健康になる”を目標に、小さな一歩を積んでいけたら…と思います。

 実家のある町は、かつて、スーパーやコンビニの進出で肉屋や魚屋等が次々と店を閉めました。
 やがて、駅近くに大型店舗が出来、若いお客さん達は車で休日にレジャーを兼ねて買い出しに行くようになり、町のスーパーは寂れてきました。
 そしてついに、駅ナカや駅ビルの開発で駅が洗練された都会の店舗が進出し、町のスーパーは閉めてしまったのです。

 この流れは、結果として日常的には不便になりました。
 お買い物をするのに、わざわざバスで20分かけて駅に行かなければならないのです。私の両親も、体調の良くないときは姉夫婦が時折車で買い出しを手伝っていました。

 ところで、駅に歩いて行く途中の道に、一軒の八百屋さんがありました。
 その辺りも同じような波をうけ、閉める店も増え、半ば忘れ去られようとしていたのですが…。
 町のスーパーが閉められたことで、客足が戻ってきたのです。

 実家の近くにあった八百屋よりは遠いのですが、散歩に程良い距離にあり、何よりも、とても魅力的な八百屋さんなのだそうです。
 母曰くは、昔ながらのぬか漬けがとても美味しく、取り置きの注文が殺到しているようです。
 そして、なんといっても、八百屋さんのおかみさんが素敵な方なのだそうです。
 浅草から嫁いで来られて、明るくてきっぷが良く、江戸っ子な両親と気が合うようで楽しく話をするそうです。
 その方は70過ぎなのだそうですが、出かけるときはオートバイに乗り、お孫さんとはグローブをはめてキャッチボールをする、とてもお元気な方なのだそうです。
 この間の夏に、西瓜を買いに行ったときなどは、西瓜包丁を手にして、まるで伝家の宝刀を見立てるようにうっとりと見つめ、浅草の実家に伝わる大切な西瓜包丁を、こちらへ嫁ぐときに継いだのだと教えてくれたそうです。おかみさんが言うには、他の包丁では真っ直ぐに西瓜を切れないけれど、西瓜包丁は真っ直ぐに切ることができるのだそうです。私は初めて聞きましたが、刃渡り36㎝、全長52㎝もある立派な包丁です。

 いまや、すっかり顔なじみになって、八百屋さんに寄るのを楽しみにしているそうです。
 お客さんが集まるほどに野菜もより新鮮で増えてきます。
 スーパーが閉まって、実家の周辺は色々不便になってしまいましたが、町の商店の便利さ大切さを見直したような気がしました。
 
 人の温もりのある町は、町が生きているような感じがします。

こまこまと。

2010年1月18日 日常
 お天気の良い夕暮れは、小鳥たちが木々を飛び交ってしきりに囀ります。
 枯れ枝をにぎわせているのは、雀かアトリか…。
 常緑樹の葉の緑になじんでいるのは、メジロ。
 お手玉のように小さくて、アイリングは雪のよう、抹茶粉をかけたお餅のようなふっくらとした愛らしい小鳥でした。

  ・青菜わーるど・

 植木鉢の小松菜は、小さな葉が4、5枚程度なので、雀が朝ご飯につまんでいるようです。雀を侮れないと思うのは、水やりをしない日の葉は食べないということ。瑞々しくて新鮮な、美味しい葉を選んでいるようです。

  ・ドール・

 呼吸器官を痛めないように、ラッカー系の使用を控えています。
 アクリル画材もスプレーもお休み…。
 パステルメイクの子を少しずつお手入れしています。
  

 “役に立たない機械”というのを見ました。
 意味のない作業をする、役に立たない目的で作られた、精巧な機械の作品のこと。その芸術性に久しぶりに脳が刺激を受けました。
 役に立たないので、決して使われることはないかも知れないが、使われるかも知れない(もしくは作動してもらえるかも知れない)…。
 その瞬間まで作品が佇んでいる時間や空間の深さには、趣をも感じます。

 そういうことをじっくり考える時間も好きです。
 脳の手いたずらのような感覚でしょうか…。  

 彼の旅の土産話を聞きながら、もらったかますの開きをゆっくりとつまんで…。
  
 心もお腹も温かくなった頃、スクラッチくじに挑戦しました。
 結果は…10枚のうち5枚の当たりでした。
 家のことを頑張ってくれた彼に、ネクタイのプレゼントをすることにしました。

 昨日よりも明日…。
  

春待ちの風。

2010年1月16日 日常
 今日は通院日。

 退院してから付き添ってもらわないと歩けなかったので、初めての一人での外出に少し緊張しました。
 けれども、診察が順調に終わって、外に出てみると、日差しは暖かで風は爽やか…。
 陽気に背中を押されて、ドトールでバニララテ(コエンザイムQ10入り)を飲んで一休みをしました。

 ようやく今年の手帳を開いて、一つ一つ、思い出しながら書き込む時間…。

 ふと目を上げると、駅前のアーチの天井で鳩達が羽根を広げて日光浴をしている様に癒されて、穏やかな一時を過ごせました。

 太陽に力をもらって、今日は一頑張り。

 春待ちの風は、日差しの匂いがします…。

  ・考えるためのメモ・


 心の水底に、糸を…。

 音もなく、風もなく、言葉もなく…。

 遙か水面にはまだ行けない…。

 この糸が、光ある空へ続いていると…。

 その糸を見つめていることしか、

 今はできないから…。

眠りスイッチ。

2010年1月15日 趣味
 朝の5時半。
 今日は彼が帰って来ない日。
 大鍋にはたっぷりの煮込みがあって、夕飯まで心配もなし…。

 停電が復旧するまでとごろごろしていた筈が、眠りスイッチが入って日が沈むまで寝たり起きたりでした。
 本を読んでいても、気がつけばぐっすり。
 日中、彼が家にいないのは普段と同じなのに、どうしたの、というくらい…。

 まるで、身体のブレーカーが落ちたよう…。
 でも、肺炎後の、最後まで今ひとつ具合の良くなかったところが、少し楽になりました。

 目覚ましに切ったオレンジの香りは爽やかで、夜のティータイムで暖まりました。

  ・青菜わーるど・

 寒さを危惧して、お部屋に入れた行春花の葉が青々として目に鮮やかです。
 10㎝ほどの挿し枝でしたが、今は枝葉を増やして30㎝ほどになりました。
 8㎝位の植木鉢で育てていますが、生長を見守るのが楽しみです。

  ・ドール・

 お掃除、展示替え、着せつけ、ウィッグの手入れ、ボディのメンテナンス…。
 手をかけることも趣味の1つです。念願の白銀の狩衣を飾り、上品な趣を鑑賞しています。女の子の着物姿と合わせて飾りたいですね。

  ・思い出小箱・
 
 《怪盗?なこと》

 日々の暮らしは、海外の方が割と危険もあります。
 10人ほどのジプシーの少年達に襲われたり、乗っているバスの一本の隣の道で爆弾テロがあったり、スリにあったり…。
 鞄を落としたり盗られたりしたときは、大抵2つに1つでした。
 1つは、鞄が良い物である場合はまず見つからない。
 2つめは、財布に中身がある場合は、財布以外のものはどこかの路上で捨てられる。

 父がリヨンで鞄をなくしたときのこと。
 なかなか見つからず、諦めていたところ、後日、鞄が見つかりました。
 財布の中身は盗られていましたが、そこには古い写真が入っていたのです。
 写真には、ウェディングドレスを着た若い花嫁さんの写真が…??。
 恐らく、犯人が老婦人なのでしょうし、どこか地元の人に見せたら誰なのか分かってしまうと思うのですが…。
 この“おしゃれ怪盗”なやり方には、思わず呆れて笑ってしまいました。
 (勿論、笑い事でもないのですけど…)


 木枯らしに心さらわれぬよう…。
 ティータイムの終わりは、ハーブティーで…。

 眠れない夜はつらつらと…。

 昼間のガラス越しの日光はとても暖かくて、まるで春のよう…。
 けれども窓の外は冷えていて、アメダスから検索するこの周辺の気温は、朝の7時には0.7℃まで下がっているのだそうです。このページは一時間ごとの気温、風向き、風速、日照時間等を知ることができて便利にしています。
 特に、日照時間は植木達の参考にもしています。

 今日は、少しずつ書き物のウォーミング・アップをしていました。
 想像することは、決して絵空事だけではなく、現実の引き出しが多いほど豊かになる…。
 そして、心身が元気であること。
 wii fit plusをほんの少しだけ…。
 このソフトをすると、部屋の酸素量まで分かるような気がします。
 寒いけれど、換気は大事ですよね。


  ・樹羅の囁き・

 心の開く時間…。

 想像と現実に橋のかかる時…。
 
 越えるのは、時?それとも、世界?

 白いドア…。
 
 その隙間からは光がもれている…。

 向こうにあるのは、何でしょう。

 「隣の部屋だよ」とあなたは言う。

 白いドアは、開かない。

 でも私は、“その向こうの世界の隣にいる”。

 目を閉じて…。

 ドアの向こうには、いつも違う世界がある…。
 

晴れ間の道。

2010年1月13日 日常
 今日は、病院でCTを撮る日。

 朝のうちはとても寒く、青空は見えているのにみぞれが降りました。
 お花バイキングロードでは早速、ヒヨドリが山茶花の花を食べていました。
 花びらをむしるだけでなく、丸ごと花を落としてしまうのが、もったいないな…。
 猫は岩陰でじっと冷えをしのいでいます。

 帰り道は、風は強いけれどようやくの日差し。
 猫達は乾いてふかふかになった土に移動して、寄り固まって日光浴。

 相変わらずたくさん着込んで、足早にぼんやりと歩いていたら、地面を漁っていたヒヨドリを踏みそうになってしまいました。…ヒヨもぼんやり。
 慌てて枝に止まって、キーキーと抗議する声に、「ああ、うんうん。ごめんねって」と思わず返事してしまう、鳥飼いの条件反射…。誰もいなくて、良かった…。

  ・青菜わーるど・

 実家では、宝石のように綺麗な苺が実る頃…。
 私の庭では、厳しい海風から護るように短く、低く葉を広げたその陰に、ひっそりと花を4つほど咲かせています。

 けれども、室内でも湿度21%の乾燥した環境で、昨日はしっとりとしていた花びらが、今日の夕暮れには手で砕けてしまうほど乾いてしまうのです。
 できることは、乾燥対策の水やりや袋で保護すること…。
 力を溜めさせてあげたいけれど、花芽を摘むのは可哀想…。
 ロゼットのように身を低くする苺…、この子にとって初めての冬は厳しいのだろうな…と、切なくも、力強さに心打たれます。
  
  ・思い出小箱・
 
 《冬のこと》
 仏の冬。幼い頃は、冬になるとブーツを履いて雪道を歩くのが好きでした。
 木の葉に凍り付いた氷を剥がして、氷に描かれた葉脈を光に透かすのがとりわけ好きでした。風が吹くたびに、凍った葉がしゃらしゃらと音をたてる…。
 瑠璃の調べが、今も耳に残ります。

 中学の頃になると、教会通りのカフェで、ホットチョコレートとクロック・ムッシュで暖をとるのが冬の安らぎでした。桐の木もまだ眠る冬の乾いた道に、ネオンだけが空気に澄んで鮮やかに映える…。家では、壁にはりめぐらされたお湯が通る管にいつでもはりついていました。室温はいつでも25℃。半袖生活でした。

 大学から結婚頃は、リヨンに家がありました。
 家の前のニワトリ橋からローヌ川を眺めると、アルプスから流れくる氷まじりの川面を凍えた風が一気に吹き抜けてきます。晴れた日に、フルビエールの丘に上ると、遠くにアルプスの美しい銀嶺が一望できました。
  
 何げない、情景…。

 冬になると、なにもかもが灰色にくすみ、暗く冷たい石壁は重厚さを増し、輝いていた森は闇に眠る…。
 その分、“湯気”の思い出が鮮やかになります。
 町角のクレープ屋台、焼き栗…、ホットチョコレート、温かい食卓…。

 曇り空は憂鬱だけれど、どんな小さな温もりも、嬉しかった。
 
 “ムーミン谷の冬”にあるように、冬には何か知らない生き物たちがいる…そんな感じがいつでもしていました。
 
 いつの間にか、カウンターが20,000を越えていました。(数年前、11月22日・良い夫婦の日・に悪戯でゼロにされたので、35,000hit記念になるのかな)。
 この道のりを振り返ると、出会いや別れ…お休みや復活など、本当に様々なことがありましたが、また書くことができて良かったと心から思っています。
 リンクをしてくださった皆様へ…。
 訪ねてくださる方へ…。
 感謝の気持ちを込めて、厚く御礼申し上げます。
 これからも、精進しつつ、日々を書き綴っていきたいと思います。

  ・休日の1日・

 銀座プランタンの地下、“ビゴの店”でガレットを買って、待望のwiiスーパーマリオ(近所の店はどこも売り切れでした)を手に入れたら、その晩は軽く弾けてしまいました。SFC版スーパーマリオをクリアしたことのない私と、マリオマスターな彼との2人プレイは、先頭きって華麗に進む彼の後ろをテコテコついていくだけで精一杯。ところが、world1のボスの城を失敗してぺいっと放り出された途端に、二人して「このぉ~!」と一気にFC世代全開でゲーム魂に火がついて、私も気がついたらノリノリでした。ヨッシー可愛い…。
 ガレットのフェーヴは、今年は私が当たり…☆陶製のパン焼き職人でした。

  ・休日の2日・
  
 イクスピアリで十味唐辛子と蜂蜜(ダージリン・ファースト・フラッシュ風味)のお買い物をして、KUA’AINAで昼食。久々のパインハンバーガーは、ボリューム満点でした。この頃は、普通並の食事が3回に1回は食べられるようになってきました。なので、お夕飯は軽く豆乳鍋の野菜をつまむ程度に…。
 昨日のマリオですっかり遊びモードになっていたので、wii resortをプレイ。
 彼とチャンバラ対戦をしたら、お互いに負けず嫌いなのですっかり熱い戦いに。
 アーチェリーや自転車など、リモコンを操作するだけでとても運動になります。
 すっかり良い汗をかいてしまいました。


 3日目の今日は、…筋肉痛が…。

 退院してから良い子(笑)に養生をしてきたのですが、猫にねこじゃらし、私にwii…つい夢中で遊んでしまいました。

 けれども、貴重な2日間…。

 wiiからDSに体験版をDLして遊んでみたり…、“シアターの間”をのぞいてみたり、世の中の文明は進化してる、と今更ながらですが感心していました。

 今更だけど、…童心にときめき…☆
 

家つむり。

2010年1月8日 趣味
 少しずつ、身体を動かしたくなります。
 
 気力の方が先に上向きになるようですが、ここは焦らずに…。
 コタツにこもるコタツムリならぬ、家つむりになって、殻から出るのはお庭だけにしています。肺炎の後、二ヶ月は絶対に風邪をひいてはいけないので、寒さに当たらぬように気をつけています。
 でも、冬は本当に苦手。前世は冬眠する動物だったでしょう、とよく言われます…。

 連休のうちに、お散歩ができるといいのですが…。

 この時期は、川にハジロ等のカモ類が沢山きています。
 カモが水面から飛びたつときの、高速で脚を動かす姿は、なんともユーモラスで好きです。

  ・青菜わーるど・

 ハイビスカスについた大量の白い虫の対処に悩んで、洗剤水をスプレーして(土にかからないように)洗い落としました。2,3日様子を見ましたが、虫もつかず元気そうなのでひとまずは安心です。

 カニサボテンのピンクの花が華やかな彩りを庭にそえています。
 何故か見るたびに、美味しそうだな…と思ってしまうのですが、ミョウガの酢漬けや、ガリをイメージしてしまうせいでしょうか…。


  ・思い出小箱・
 
 ちょうど、ガレットの時期です。
 アーモンド生地のパイの中に隠された、フェーヴという陶製の小さな人形(危なくないようアーモンドを入れるところもあるようです)を当てた人は王冠をかぶり、その年は幸運に恵まれるというものです。
 日本に帰っても、これだけは毎年楽しみにして買いに行きます。
 小さな陶製の風車やサイコロを集めるのは楽しくて…今でもしまってあります。
 アーモンド生地が大好きなので、売っている期間中、結構食べていました…。
 なんとなく、これを食べると1月が来たという気がするのです。
 お正月のお餅みたいな感じかしら…。
 フェーブがアーモンドで代用されていたとき、義兄が生地と一緒にまっぷたつに切るという事件がありました。幸せが半分ずつで、2人の幸福な人は2倍お得な感じがしますが…。ガレットを切り分ける人は、“絶対に外から見えないように切る”という見えないプレッシャーがあったりします。


 時期が来ると、思い出す…。   

 それは、公園に咲いた、水仙のよう…。
  
  ・樹羅の囁き・

 大きく伸びをして、ほっと…。

 背の高いガラスのティーポットの中では、LUPICIAの「抹茶黒豆玄米茶」の玄米と黒豆がぷかり。
 大好きな加減は、2分。

 年末で書き上げる筈だった創作の、エピローグにようやく手をつけることができました。
 心と体の健康は本当に一体のもの…。
 DNも、読むことはできても、言葉が浮かばない日や、うまく書けない日、深くなってしまう日…。でも、それがきっと日記ということ…。
 一方で、創作は文面がぶれるわけにいかず、山ほど書いて没にして煮詰めながら仕上げます。
 そんな体力が、ようやく少し戻ってきたみたい…。

 そして、今日の分の脳力を使い果たして、ほっ…。
 
 お茶が美味しくて、好きな曲が心地良くて、想像の扉を開いて…。

 二日前まで、出来なかったこと。
 今日は咳も少なくて、健康のありがたさが身にしみます。

 今年の目標は、去年よりも健康になること。

 レース編みやドールメイク、創作を上達させること。
 植物のために、虫に強くなること。もっと知識をつけること。
  
 それから…。

    
 小さな楽しみを見つめていけますように。

 お茶を飲むひとときは、眠る前のオルゴール…。
 
 空を見ていると、印象に残る色、というのがあります。

 日本の空では、夕暮れどきの淡いすみれ色。
 仏では、コバルトブルー。
 UKは…すっきり晴れた日のアイスブルーの空と、どんより曇り空の気圧の谷間。
 気圧の谷間は雲が線を引いたように境界線で並び、線の左右で天気が違っていたりするので、見ていて迫力がありました。その谷間の色は…とても謎めいていました。

  ・思い出小箱・

 今年の目標として、項目を1つ…。
 色褪せて、忘れてしまう前に…。
 なんでもないことが、今になると懐かしくなります。
 大好きなもの、妙なこと…。
 描かれる風景…。
 それは、記憶のDN。
 
 今日は短く…。
 小学校高学年で仏に来た彼と、小学校2年生で一度日本に帰国した私は、色々と感動やカルチャーショックなことがすれ違います。

 《お肉な感動のお話》。
 彼『俺は仏で、牛肉が安くて、たくさん食べられたことに感動したよ。君は?』
 私『私は日本で、豚肉が安くて、細切れやしゃぶしゃぶ用のカットが食べやすくて嬉しかったよ』

 …割と、現実的で切実な小さな感動ですが…。子供心には、食べ盛りのボリューム重視だった男の子な彼と、味のしみこんだ柔らかい美味しさが好きな私で、感じることは違っていました。仏で豚肉は少し高い肉でした。 
 仏でスキヤキをしたい時は、お肉やさんで牛のカルパチオを買っていました。
 細切れが売られていることはまずなかったのです。
 そのうちに、親しくなると「日本人にはこういうお肉があると便利なのよ」と母が薄切りを教えて、店先に「スキヤキ用の肉あります」と張り紙をしてもらえるようになっていました。
 お肉やさんの風景なども、そのうちに描いていきたいな…。

 
 思い出の後は、ティータイム。

 LUPICIAのティーハニーがお気に入りです。
 「ダージリン」と記された蜂蜜は、ほんのりとダージリンの良い香りがする、さらりとした蜂蜜です。
 パンなどに塗るのも美味しいですが、湯におとして蜂蜜湯として香りを楽しむのも好きです。
 他に、「ゆめ」等のオリジナルブレンドティーの香りをつけた蜂蜜も売られているようです。

 
 小さな箱の鍵を、見つけた…。 

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