車。

2003年2月25日
 相方にもらった花がそろそろ枯れる。寂しいからハート型の飾りだけとっておこう。

 毎週テレビでやっている「SALVAGE SQUAD」(救助隊)は、「スポーツカー」でした。

 1920〜30年頃の三輪スポーツカーを蘇らせるというもの。前輪二つ、後輪が一つのスマートなヒマワリの種みたいな形の車です。毎度ながら、全部解体して1から作り直すのは凄い。
 アルミのボディを手作業で一つ一つ微妙なシェイプを作ったり、作業工程は面白い。

 持ち主の女性は第二次世界大戦の頃はジープの運転手をしていて、戦後に次々と高級車を購入したらしい。

 しかし、この国の凄いと思うところは、沢山の人が保存していて、走らせて楽しんでいるところ。古き良き時代らしく、前面がクラシックカーみたいなボリュームの車や、タダの箱みたいな車や様々です。

 そして毎度ながら、新品のように生まれ変わるのに感動してしまう。70歳でスポーツカーを乗り回す姿はかっこよかったです。

囁きの日。

2003年2月24日
 今日は日常的なことはお休み。…相変わらず小説書いていますが。でも、書いているうちに色々な自分が見えてくる。色々な自分に変化する。だから、樹羅の囁きだけ。

「近すぎて見えないもの。

 遠すぎて見えないもの。

 心には無数の死角がある。

 人の心は多面体。

 面の数だけ道がある。

 だが、歩けるのはいつだって一本だ。

 他の道はどこへ行くのだろう?

 この道はどうしてあるのだろう?

 疑った瞬間に、面が変わる。

 樹羅が笑った。

 『全部あなたという道の中』。」

紙。

2003年2月23日
 小説をPCで書いて、印刷して、見ながら書く。失敗するとメモ用紙が増えます。

 コピー用紙くらいの頼もしい上質紙が少ないのでノートを買う時、よく躊躇します。最近はやりの紙はとても薄い。こちらは下敷きがないので(万年筆用は別として)鉛筆を使う時は筆圧を緩めるように気をつけています。

 ただ、もの凄く大量に安く売っているので、つい見ると手にしてしまいます。色んな紙を試すのは趣味みたいなものです。憧れは羊皮紙を買うこと。あれは日本の伊藤屋で売ってましたが、さすがに高い。

 紙といえば、こちらのティッシュは種類が多い。ダブル・シングル、白・カラーはともかく、「化粧用」「子供用」「男性用サイズ」とある。…なんだろう。

 しかもトイレロールには「ビタミンE配合」もある。一体…。そんな必要あるのかなあ。

 紙の事情も色々です。

大学にお散歩。

2003年2月22日
 久し振りに相方の大学の図書館に行ってきました。お気に入りのメイプルパイでお茶をして、敷地内をぐるりとお散歩。

 広い池を越えた丘の上には、かつては領主の館だったホテルがあります。一周すると良いお散歩コースです。夏場には野原で昼寝や本を読む人には最適のところです。

 こちらの大学は至れり尽くせりです。構内に郵便局、レストラン、生協、本屋、レンタルDVD、ミニスーパーがあります。学館の周囲には留学生が多く住む寮があるので、生活に便利ですね。

 私達も入居希望は出来たのですが、どうも、落ち着いた環境で暮らしたかったので…。音楽とか夜遅くまで騒いで賑やからしいです。後は、ここに来てすぐにウィルス性の胃炎にやられたので…。ラテン系の寮生が発信源と聞いて余計気が引いてしまったのです。

 お天気が良かったので、野うさぎやリスが沢山いました。あの子達は日向の斜面が大好きなようです。

 図書館で用事を済ました頃には、外はもう星空。凄く寒かったです。

 やってきたバスに乗ると、相方が「ストップボタン、どこにあるか知ってる?」と言う。見回してもそれらしいものがない。

 答えは意外なものでした。バスの天井に、黒いゴムが一本後ろまでついている。そのゴムを一度押すとストップランプが点灯するのです。
変わった発想ですよね。

 帰りがけにお気に入りの中華のテイクアウェイ。ほくほくと抱いて帰りました。

都合。

2003年2月21日
 今日はCDが欲しいという話で家族と盛り上がりました。けれど、CDを店に買いに行くのは何故か苦手です。日本なら早いんですけどね…。

 問題は、「整理の仕方」にあります。

 何故、アルファベット順と書いておきながら、人も題名もばらばらなのか。POPSは大丈夫です。ちゃんと並んでいる。しかし、クラシックとJAZZになった途端、どこの店でも目茶目茶です。

 アルファベット順を無視した人名がそれぞれ「俺はここにいるんだ、悪いか!」とばかりに居座っているわけです。

 あの混沌から探すと思うだけで辟易します。いかにも、掘り出し物満載なのですけどね。

 整頓と言うと、18世紀には地主達が窓から見える風景が良くないと言って、農民の村落を取り払ったり姿形を変えさせていたそうな。ピクチャレスクの風かな。住んでいる方はたまったものではないでしょうね。

 だが、中世から全然家の数さえ変わっていない村もあるといいます。平和というか、発展しなかったというか…。

 テレビで「地図に載ってない村」を見ました。家が数軒並んでいるだけでした。むしろ、村名があるのが不思議なくらいです。

 でも、思えばやはり18世紀頃には、地主の元で働いて、退職した人達のために村を作ったというのもあります。世の中知らないことが沢山ありますね。

 ちなみに産業革命時の工業村の平均寿命は20歳前後だったという。これは中世より低いのでは…。凄い時代があったものですね。

 この国の歴史と文化の研究は面白いです。 

 都合のよい暮らし。ひとまず、CDの整頓しておくれ〜。 

スターダスト。

2003年2月20日
 題名はJAZZの有名な歌からとりました。

 小説の筆が安定すると、穏やかなCDが突然聴きたくなる。ナット・キング・コールのCDを久し振りに聴きながら、とっておきのお茶とクッキーで一休み。

 CDといえば、イギリスでは圧倒的にフランク・シナトラ(マイ・ウェイを歌った有名な人・俳優)を巷で聞く機会が多い。ビング・クロスビー(ホワイト・クリスマスを歌った有名な人・俳優)と比べると、CDの枚数もかなりある。私はビングが好きなのですが、日本よりも探すのに苦労します。何故でしょう。

 名作ビデオとDVDも掘り出し物がありそうなのですが、テレビごと日本に持って帰る決心をしなければなりませんね。

 …やっぱり落ち着くなぁ。これもJAZZ系の話ですが昔の映画「五つの銅貨」の挿入歌てCDにならないのかしら。昔から探してますが、見つかりません。ダニー・ケイが歌ってるのにな。

 ちょっと話題が濃いかな。昔の映画のパンフレットをネットで買ったことがありますが、面白かったです。銀座の案内地図に都電が走っていたり、広告も楽しいです。

 目を閉じれば、柔らかい風が緩やかに流れる宵に鮮やかなコバルト・ブルーの空が浮かぶ。夜空にも癒されるこの頃です。

花。

2003年2月19日
 最近晴れの日が続いて爽快な青空が気持ちよいです。植物が喜んでいるのを感じます。

 窓の外ではアパートの3階部分を建築中。とうとう遠くの林が見えなくなりました。作業中のおじさん達が「白雪姫」の「仕事の歌」を口笛で吹いていると、お茶目ですね。

 お昼に「SPICY PARSNIP」のスープを飲んでみました。白ニンジンのスープなのですが、ほんのりカレー風味で美味しかったです。

 小説は構成を組み立てて予定通りに進展しています。だらだらやらず、筆のノッた時に詰める。時々焦るのは、会話を司る「感情」と、描写・説明を司る「理性」の切り替えに転ぶこと。会話がハイで描写がクール…。それもね。

 そして、私の周りにお茶請けにされたがっているお菓子が大量に…。見えないようにダンボールに閉まっています。机に座っていると手が伸びそうで怖いです。

 机の上には、相方さんがくれたピンクの花が元気に咲いている。人からもらった花を飾ると、こんなに気分が変わるんだなあ、と思いながらPCに向かっています。

*ふみさん<登録してくださり、ありがとうございます。

小包。

2003年2月18日
 日本から大量の日本食が届きました。麺類だけでも2ヶ月くらい生き延びられそうな勢いです。ドラ焼きが入っていた。ああ、また誘惑。

 食べ物といえばヨークのコーニッシュ・パイ(肉や野菜が入っているパイ)が美味しかったなぁ…。パイ専門のお店があるのは羨ましいです。

 
 小説:1タイプ(硬いイメージ)、2タイプ(詩的紀行文的描写有)と経て、3タイプ目で書く。
 作法が全部違うけど、3を仕上げたら、自分的には1も2も書ききってみたい。

 何にせよ、1と2があったからこそ、3で短編らしく、色々世界事情を凝縮出来たかなぁと思います。キャラについても色々ふっきれまs…とにかく、今は書きましょう。

蜂蜜酒

2003年2月17日
 2日家を空けただけで、買い物が何故かたまる。そして必要な物だけ買えばいいのに、何故かレジに行く頃には衝動買いの山になる。行ってから思い出すものってありますよね(言い訳?)。

 そして、話しは「蜂蜜酒」(MEAD・ミード)のこと。ヨークの酒屋で入手して早速飲んでみました。

 味は……絶品です。新しい発見をしました。蜂蜜の甘味がまろやかで、独特の渋みはなく、葡萄の果汁が少量入っているせいかフルーティーで明るい味がします。色は蜂蜜色。

 「LindisFarne」リンディスファーネというところで製造されたものです。調べたところによると、4つの島がある場所で、島の城塞が特徴的です。蜂蜜酒はかつて、修道院で修道士が製造していました。ここの酒は7世紀から製造されているらしいです。歴史が深い。

 日本のデパートでは1種類(イギリス西部で製造されたもの)だけが売られているそうです。
色々調べると北部の方が甘いらしいですね。

 アルコールは14.5度とワイン並です。飲むと幸せな気分に…というくらい美味です。中世ではこれにスパイスや生姜を加えていたらしいですが、きっと果汁を入れてなかったり、或いはそこから酸味が出てしまったりとか、きっと事情があったのでしょうね。保存や殺菌の意図があったかも知れません。今はそんなことはしない方が美味しいと思われます。

 そして、昨晩飲んでからずっと幸せな記憶が…。最近、お酒が体に残るようです。心にも…。

ヨークの旅・二日目

2003年2月16日
 今日は城壁の中を散策しました。天気は絶好調。城壁の上を歩きながらぐるりと町の中心部に向かい、ヨーク・ミンスター(教会)を見ました。

 ヨークの歴史に少し触れますと、昔から何かと重要な位置を占めていたところです。古くはエポラクムと呼ばれており、コンスタンティヌス帝がローマ皇帝即位を宣言した地です。アングル人、ヴァイキング、ノルマン人と経て現在に至っています。
 バラ戦争でランカスター公と争ったヨーク公は有名ですね。白バラのシンボルが町の至るところに装飾されています。
 19世紀にはチョコレートと鉄道で産業が栄えました。

 ヨーク大聖堂は独自の警察組織をもつ唯一の教会です。天井の高さ、内部の広さ、ステンドグラスの窓の多さ、完成まで250年かかったそうですが、明るいイメージの教会でした。他の欧州とはまた違う、迫力があります。世界の誕生から終焉まで(勿論聖書の内容)を描いたステンドグラスは眩暈する程、大きなもので、ずっと見上げてて首が痛くなりました。

 中世の町並みを残したシャンブルズ通りを歩きながら、ヴィクトリア博物館へ。昔は、肉屋街だった通りで、軒先に肉をぶらさげていたそうです。臭いがきつそう。今は職人街です。

 ヴィクトリア博物館では、19世紀から現代までの暮らしの変遷を堪能しました。19世紀の町並みも再現されていて、ショーウィンドウがとてもお洒落でした。あの時代は発想がユニークですね。

 そのお土産屋さんで、ヴィクトリア時代についての本が沢山売られている。…目が光ってしまった。一同に会しているっ。ここで買わなければっ。両手に下げた本の重さが幸せでした。
明日からコロッケだあ。

 色々歩いて(いきなり書くのが疲れた)、一路帰途へ。ロンドンに着いたら、いきなり地下鉄が閉鎖。仕方なくタクシーを拾ってリバプールストリート駅まで行き、懐かしいコルチェスターに帰ってきました。

 ヨークは中世の香りを残す素敵な町でした。ダークな歴史満載でもあります。ローマ時代の傭兵の行進の幽霊が現れて、その服装が検証されて歴史に貢献したことでも有名です。…これ以上はコワイから書かないー(泣)。

 幸せな話しを最後に一つ。念願の「蜂蜜酒」(よくファンタジーに出てくるお酒)をついに入手っ。万歳!…味は……。

 それは、また明日。長くなったし、お酒がきいてきたし、ここまで。急ぎ足ですが、楽しい旅でした。

ヨークの旅・一日目

2003年2月15日
 一泊二日の短い旅行ですが、イングランド北部のヨーク(YORK)に行ってきました。頑張って旅の記録を書きます。

 コルチェスターを朝7時に出発して、ロンドンのリバプールストリート駅に1時間で到着。通勤ラッシュの地下鉄を乗り継ぎ、キングス・クロス駅から伝統的に10時発(蒸気機関車の時代から)だという、特急フライング・スコッツマンでヨークまで2時間でした。途中、豚や羊の農場が沢山見えました。美味しいんだろうなぁ…。

 ヨークは想像以上に活気のある大きな町でした。ヴィクトリア朝の香りがする優雅な駅を出ると、目の前に城壁があります。

 まずは鉄道好きの相方の「聖地」、国立鉄道博物館に行ってきました。ここは世界初の蒸気機関車「ロケット号」のレプリカ(実際に走行できる)があることでも有名です。

 ここは凄いっ。私も圧倒されました。実物の車両が館内に沢山保存され、資料も有り余る程の充実ぶりを誇っています。

 目玉として、「MALLARD号」というのがあります。1938年に時速200?という世界最高速度を記録した蒸気機関車です。青い流線型のボディに短めの煙突がついていて、とてもかっこいい。これを目にして惚れたという相方の気持ちが分かるような気がします。

 鉄道に囲まれながら昼食。豚の白ワインソース茸添え、やっぱり美味しかった。エール酒も美味。

 御召列車も見ごたえがありました。王専用車両、女王専用車両、時代が変わる度に新調され、行き届いた設備、芸術を追及した調度品、溜息がでるばかりの豪華さでした。全部シルクのベッドや椅子…はぁぁ…。
 中には、一貴族専用列車もありました。うーん、やることの規模が違う。

 昔の列車は木の温もりが魅力的ですね。

 懐かしい日本の「うさぎ目」の新幹線も展示されていました。座席で一休み。
 
 そんなこんなで見続けて5時間。ホテルに着く頃にはすっかり日も暮れていました。疲れた体に鞭打って夕食を求め、教会の鐘の音が鳴り響く夜の町を彷徨いました。足が痛かった。

 バレンタインでどこも一杯。それ以前に、開いているのは、高級そうなレストラン、パブ、中華だけ。普通の店は17時に閉まるらしい。夕食は中華バイキングに行きました。2時間半立ち待ちで、すっかりお腹が空いて、沢山おかわりしてしまった(涙)。二人で3千円でデザートまで食べ放題。でも、絶品だったので満足。

 町ですれ違う女の子達は皆綺麗に着飾っていた。きっと、とっておきのディナーなんだろうな。いいなぁ…。

 明日は城壁の中を歩こう、と決めてバタンキュー。鉄道三昧の日でした。 

前日。

2003年2月14日
 やったー。切符がとれたので、明日からヨークに小さなお出かけ。イングランド北部の天気を調べれば−6度とのこと。暖かくしないとね。

 準備するものは特にないから、後はガイドを読んだり、PCで調べたり……寝たり寝たり。

 …なんでこんなによく眠れるんでしょう。不眠症が嘘のように眠っています。

 すっかり忘れていましたが、明日はバレンタインだったのですね。あげるものを用意するの忘れてました…。予定ではクッキーでも焼く筈だったのですが…。帰ったら作戦を練ろう。

 そう、思っていたら、相方さんが帰ってきた。ドアを開けたら、目に飛び込んできたのは、赤やピンクの花をあしらった大きな花束。相方:「バレンタインあげる」。…先にもらってしまいました。

 付き合って十数年、初めてです。…バレンタインの存在を覚えてくれたのが。思い出せば、初めてのホワイトデーは「西村京太郎の推理小説」だった…。「花束」は進歩したなぁ…(涙)。

 明日の出発は早い。東のコルチェスターから南のロンドンを経由して北のヨークはどうしても、納得できない手間なのですが、仕方ない。久し振りに遠出ができるので、わくわくしています。

 頑張ってデジカメに撮ってきます。

クラシック

2003年2月13日
 週末の天気予報ばかり気にしています。上手くいったら、お出かけができそう。…イングランド北部はICY FOG?…これを逃したら行けないという相方を思えば、寒さでも霧でも、という意気込みです。−4度かぁ…。

 クラシックCDを聴く。お気に入りはフジ子・ヘミング演奏の「ため息」、アーサー・ルービンシュタイン演奏のショパン・ワルツ集、原智恵子演奏のショパン、ドビュッシー。

 クラシックはオーケストラでも何でも聴きますが、ピアノソロが圧倒的に好き。

 優しい孤独に誘い込む、透明だが厚みのある音に癒されます。ピアノは何故、純粋な音との対話で、歓喜を湧き上がらせるのか…。

 言葉のいらない世界。しかし、音楽は詩を奏でている。言葉にならないものを投げかける。
音楽の与えてくれる時間に癒され、耳を澄まし思いを馳せる時間がいとおしい。


書き物。

2003年2月12日
 一日中、本に首を突っ込む。創作に大事な作業、「資料で勉強」です。PCのHPもかなり便利だけど、本でないといけないこともあります。でも、本が容易に手に入らない環境…。

 相方さんの本を借りようと思って覗いてみました。「社会学」と「政治学」。意外に面白い。役に立ちそうなので、数冊手にとって読み始める。

 「ふむふむ。

  …ぐー。

  はっ。負けないもん。」

 これを繰り返して何とか紙に書き出して、小説の骨を構築する要素にしました。(汗)ふう。

 「何を言いたい」、「何故書きたい」がこれで形になりそう。今頃考えるのも遅いような気もするけど、やっと実感が湧いたという、か。

 ある人の世界の小説化で、1章を書いたところだったけど、この骨をしっかり構築することで、内容の手入れは必須になるなぁ…。恥ずかしくも今までキャラクターを生かすことや、描き方にばかり目がいってたわけです。

 一番大事な主題を煮詰めなかったら、キャラも活きないでしょう。

 でも、やっと物を書くという作業らしくなった。ほっ。これで軌道にのるかな。

 しかし、思ったよりは長期作業かも。だけど、これをやり遂げることや、構築段階の作業で成長できるような気がする。終わった時の自分が見たくて、頑張っているような気もする。

 感謝、です。 

蘇る夢の科学。

2003年2月11日
 座布団みたいに大きなピザを食べました。オーブンぴったり、皿がないのでまな板でぴったり。でも2人であっという間に食べてしまいました。 

 「Salvage Squad」(救助隊)シリーズを見ました。今回は事故で故障してしまったスチームエンジンで走る車の修理をするという企画です。

 故障というより全壊状態の車。丹念かつ辛抱強い修理の工程は手に汗握るものがあります。曲がったり欠けたりした部品を直しても、動かしてみるまでは分からない。そして復元するには、資料がなくてはならない。そのために200ものクラシック車専門の市を廻るのは途方もない作業です。

 見事に復活させ、蒸気自動車のレースに出場したときはワクワクしました。ロンドン市内を走る姿はとても格好良かったです。

 …しかし、大変なんですね。車体の裏に点けた火でボイラーが炎上したり、蒸気の力が弱くなってしまったり…。とても優雅だけど、気が休まらなそう。

 もう一つ見たのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの発明を世界レベルの専門家達の手で造ってみるという番組です。

 レオナルドの発明の資料は7千ページにも及ぶそうです。城攻めのために考慮したというグライダーと石弓を造っていました。

 石弓は一本の木を半分に割った直径の巨大なもので、再現したものの、飛距離が60ヤードしかいかず、より完璧なデザインが求められていました。

 グライダーは凄いっ。木と布で作製されているのですが、高く舞っている。

 発明にとどまらず、彼の進んだ医学の理論からモナリザの絵を照らし合わせたり、骨格の研究資料でロボットが既に考えられていたことなどを解説したり、とても面白い番組でした。

 彼が亡くなった時に著書はカーディナルや様々の者の手に分けられて行き、失われてしまったものもあると言われています。

 充実した一時でした。こういう番組を見ると心が潤います。

野菜スープ。

2003年2月10日
 相方さんが風邪でひっくり返ってしまいました。どちらが先にうつしたのか分かりませんが、大学で流行っているらしいです。

 思えばテレビで薬の宣伝はあまりないです。胃薬や目薬の宣伝は全然見ないですね。

 マスクの在庫がなかったのでチクチク縫ってました。(そして紙テープで相方の顔に貼り付けました)。

 胃に優しく野菜スープをよく飲んでいます。味噌汁にも生姜とニンニクをたっぷり。ああ、癒される…。

 スープが大好きなので「Scotch Broth」と「Highlander’s Broth」を試してみました。両方とも丸麦が入っていてとっても美味しい。基本は牛肉と羊肉で、後者の方がトマトピューレが入っている分だけこくがある。野菜もたっぷりで大満足でした。

 「Broth」とは(肉・野菜)が入った薄澄のスープのことだそうです。

 そして、更に色んな種類のスープを試す野望が。次回は「白ニンジン」のスープにしてみようっと。初めて見るのが沢山あって本当に嬉しい。

 ふと思えば2月。滞在の成果をノートしていかなきゃ…。(汗

追記:NEOのロビーが新装で復活していました。なんとなく、ほっ。

 

「ほっ」とする。

2003年2月9日
 今日はおしるこを作りました。久し振りの小豆とお餅の味が感動でした。日本の味も時にはほっとします。

 最近、少し風邪気味だったせいか、よく眠りました。一日の半分くらい寝たかも…。

 HP・MPが低いせいか、すぐに補給が必要になります。困ったものです。

 でも、もっと困ったのは、マイ世界を沢山書きたくなったこと。性格的にこなしている課題が目の前にあると手を出せなかったりします。この気持ちを温めたら、良いもの書けるかな。

 日がすっかり沈んでから、PCにやっと向かう。気まぐれで「タイピングTHE埴輪」をDLする。なかなか。でも、ステージボスの埴輪を倒すための英文入力が、いまいち上手く行きません。ボスの埴輪の攻撃が早すぎる気がするのですが…。

 ああ、鳥雑誌を読みたいな…。
 買った小型の暖房が備え付けよりも強力で、すっかり初夏並です。どちらが電気代お得なのかな。

 だけど外に出るといつの間にか木の芽が膨らみはじめています。暖かく爽やかな気分とは裏腹に、夢は妙なものを見ました。

 妙な夢(怖いもの系?):

 現代の高層アパートが突然異次元と繋がって謎の事件が続出。気がつけば、主人公達(女4人)がアパートから出られなくなってしまった。そして、出口を模索するうちに魔法を使う能力を見につける。

 歩いていると、事件のあったところには死体が…(コワイ)。そして不気味な番人みたいなモンスターが屯しているのだった。

 リアルなサラマンダーやリザードマンと魔法戦をしたりする。魔法で焦げる姿も嫌。ボスクラスの巨大トカゲも嫌…。けどなんか、小さいトカゲは言葉を喋って子供っぽくジャレあっていた。

 少女達はとうとう異次元ポイントの手がかりを見つける。しかし、壁に「死神の鎌のみで開く」とある。死神。瀕死の人間の魂を体から切り離す奴。誰も瀕死になんかなりたくない。そこで呼び寄せる方法を調べて、事件のあったところから血を採ってきて一室へと垂らしておく。(TT)コワイヨー。

 なかなか来ない。暇なのでテレビをつける。映らない。暇なので雑談をする。暇なのでこたつをつける。みかんを持って来る。…女4人集まればこうなりますな。

 そして、話しが盛り上がった頃、とうとう部屋の障子に影がっ。がらっ。
全員「こんばんはー」
死神「………………こんばんは?」

死神「いや、まったく良く分からんのですわ」(何故か方言)。気がつけば死神とこたつでみかんを食べて茶を啜っている。話しによると、異次元の魔法使いの実験の失敗で繋がったらしい。死神も迷惑しているらしい。忙しいのに仕事が増えるとか、しみじみと茶を飲んで語っていた(…一体)。

 話したら快く異次元ポイントを開く手伝いをしてくれた。立ち去る前に一言。
死神「逝くときはよろしゅうに」
全員「………(お世話になりたくない)」

 そして光を放って壁が開く。異次元だ。魔法使いの部屋が現れる。部屋の壁に3色の玉をはめる穴がある。その意味は?

 …次回の夢までお預け。3色の玉なんてゲームぽいですよネ。

一休み。

2003年2月7日
 書き方を変えてから、小説の筆の進みが良いです。

 いつかテレビで「面白動物映像集」をやっていて、リスがナッツの入った缶詰を歯で開けているのを見ました。そこまで歯が丈夫だと思わなかったです。

 テレビと言えば、スヌーカー(ビリヤードかな)の選手権を見ました。客席の人達と一緒に緊張でどきどきする沈黙の瞬間が堪らないです。いかにも頭脳派なゲームで、会場にも一種の品格みたいなのが漂っています。

 それに比べて、ダーツの選手権は百八十度違っていました。会場はまるで、ディナーショウ。しかも酒場のような大騒ぎ。大人しく座っているスヌーカーと違って、皆チームのぬいぐるみやかぶり物を振り回して、酒を片手に出来上がっている。…ピンクのライト、やめましょう。しかし、選手の腕前はさすがに惚れ惚れします。熱の入った応援ぶりも分かるかも…。

 …今日はコーヒーづくしでした。学生の頃、書き物専用のコーヒーカップとか買ってたなぁ…。知る人ぞ知る、「楠」という喫茶店が好きでした。店の中は結構広くてゆったりしている。カップを選ばせてくれて、壁際には木に関する本がぎっしり入っている…。ラッキーな日にはマスター手作りの柚子ゼリーが無料でお客に配られたりしていました。

 しばし、心地良い思い出にひたりながら、一休み。

気分の切り替え。

2003年2月6日
 「ROYAL GAME」というスープがあります。試してみたら、鹿の肉と肝臓と心臓を野菜で煮込んだスープでした。塩味が少しきいていますが、思ったよりクセもなく、美味しかったです。伝統的なスープだそうです。

 こちらはスープの種類は豊富なので、色々試すのは楽しいです。野菜スープでもスコッチ風とかヨーク風とかあります。

 天気は青空なのに、風は身を切るように冷たい。毎日風の向きが変わるので、本当、天気予報見るのは飽きないです。

 …さても、自分にも一種のターニングポイントはあるらしい。イギリスに来てから色んなことをしているからかな。何にせよ、帰国したらこれ程時間はとれないので、今のうちに「自分」を取り戻しておきたい、そう思うのです。

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