ずっと、一人でいる時間。
 それも、悪くない…。

 心が谷底にあるときは、流れていく時を眺めているだけ…。

 隠された、冷たい手触り…。

 時には、そのままでも、構わない。

 日差しが胸を刺す日は、ただ、目を閉じて…。

 両の掌に、…温もりを感じる日まで…。

 その温もりが、痛まない日まで…。

 大空が、目に染みない日まで…。

UKと…。 

2007年10月4日 音楽
 UKのBBC RADIO1を深夜、たらたらと聞きながら、ぼんやりする。
 思えばこの習慣は、中学生の頃からあんまり変わっていない。
 あの頃は、フランスで、Energyの音楽チャンネルを、録音しながらかけ流して、適当に宿題etc.をしていたっけ。

 何はともあれ、BBC1は開局40周年のムードに包まれている。
 久しぶりに聞いたけれど、つくづく、10分間としたら、日本語の4倍は喋っているのではなかろうか。
 
 シングルチャートを聞いていて、今頃ipod nanoの歌が誰だったとか、ハイスクールミュージカル2はこんな歌なのかと、割とどうでもいいことを頭でキャッチしながら聞いていました。
 2位に食い込んでいる、Shayne Wardは結構好きで、アルバムも買っていますが、シングルも良かったのでamazonでチェックしたら、既に在庫無し。私もトロいなぁ…。

 ラジオはただのシングルチャートだけでなく、時代を遡って曲を挟んでくるのですが、80年代辺りを聞くと、本当にあの時代の音楽はどこへ行きたかったのだろうと、今更ながら考えてしまう。シンセとか、プロモの技術とか、新しい音源や技法で世の中の雰囲気もあって前向きな姿勢もあったけれど、…結局はいつも通り、時代の大量生産で幕を閉じた。ただ、今聞くと「これは80年代」という香りを残して…。
 それでも、確実に自分の音楽を掴んで、確たるカラーをもって進んだ実力派も育っていった。

 音楽はいつも進化と過去への学びを繰り返すと思う。
 だから、限られたジャンルの中での未来を特に憂えることもないのですが…。

 最新チャートを聞いていて、再認識したのは、声が綺麗とか、歌が上手いとか、音楽的に面白いとか、その辺は「楽しい」し好きだけれども、最後に胸を打つのは、「音楽魂」があるかということ。
 電話でラジオ番組と話していたリスナーの、最後のリクエストが、人気ランク10位以内の曲ではなくて、30位代のものでした。
 盛り上がっている、場の雰囲気として、人気のある曲を選ばないのかなと思いましたが…。

 これが聞いてみて、実に40周年に相応しい、じっくりとした、ソウルフルな音楽でした。リスナーは、ちゃんと良い曲を分かっている。
 
 一時、本当にブラック系が猛威を振るっていたUkチャートだったけれど、ほどよくバランスがとれてきた。Shayneは今も素敵だけれど、もっと練れてくることを期待しています。
 とりあえず、…amazon以外で、シングルを探そうっと。

日なたの風。

2007年10月3日 趣味
 肌寒いくらいの、涼しい日が続き、夏も秋も冬もごたまぜの日々ですが…。
 町を訪れる野鳥の顔ぶれは確実に変わっています。
 早朝、セミにそっくりな鳴き声の鳥達がいます。そのうち、近くの野鳥センターで調べてみようかな。

 裏家業系を書いていて、ドールで手にしたいと思う。
 「都会の空気の似合う、仕事の出来る、孤独な匂いのする、大人の男」風味に、ごくたまに憧れます。
 頭の中では、お針子さんからダークな軍服系の服を購入して、やっぱり黒い革手袋とか、サングラスとか、お約束なイメージが漂いますが…。

 家に飾ると、…きっと、浮く。
 
 ビジュアル系のメイクのドールも艶があっていいなと思いつつも、家のドールは全てナチュラル系です。
 
 表情も、自然と無邪気とか、清純とか、素直とか、微笑みとか、ピュアにこだわってしまう。

 ドールにすると、飾るメンツとか考えてしまう。…やっぱり、小説やツクールで動きまわってくれる方が、生き生きしていいかな、と思います。

 だけど、…物憂げな瞳や、背中の表現のリアルさはドールも見事。

 背中と言えば、…昔飼っていた、セキセイインコ(オス)の背中も、時々、哀愁漂い、哲学的で結構好きでした。
 でも、セキセイインコの背中は、太陽を沢山浴びて、満足げにふくらんでいる時が、一番可愛い。

 結局、私は、ドールも鳥も、日向の匂いがする子を選んでしまうのでしょう。
 

ぼちぼち。

2007年10月2日 趣味
 いつもは、洗濯物を、扇風機の部屋で乾かすのだけど、家で唯一のエアコン部屋(寝室)で除湿をかけて、乾かそうとして…。
 うっかり眠ってしまい、…私まで除湿されてしまいました。
 喉がからから。

 結論としては、エアコンの除湿よりも、扇風機の『中』を当てた方が早く乾きます。

 ・ドール・

 京都イベント間近で、旦那様の新会員証と招待状がまだ届かない。このままだと、私が一人で並ぶことになるかな。
 考えてみれば、写真入りの身分証明書といえば、パスポートしかありません。こういうとき、免許は便利だなあと思う(目的間違ってるし。

 二人分の電車賃に渋る彼の提案は、夜行『銀河』。
 一度、急な用事で、名古屋から東京に乗ったことがあります。
 あのとき、初めてまんが喫茶で時間を潰したなあ…。
 『銀河』は少しだけ安いし、便利だろうけど、…乗り心地はかなり悪くて、全然眠れない。
 おまけに、嵐山への到着時刻が8時45分とか…!
 これは並ぶには、手遅れ。却下でしょう。

 出費を目前に、秋葉原で鮮やかな青い狩衣に一目惚れ。
 泣く泣く、見なかったフリをしました。

 よく専門店で、会計でカードを出す彼を見て、店員に「この人は旦那に買ってもらえて、いいですね」という態度をされます。

 間違いです。

 私の彼は、私の趣味には、びた一文だって出してくれません!あれは、カードに記録を残した方が、ポイントも溜まるし、帳簿つけも便利だからです!

 「理解はするが、金は出さない」。そういう人です。
 私も、あくまでも、「自分の稼ぎでドールを手にしないと、自分のものにならない」と言って、頑張って後で払っています。
 ちょっと、…時間がかかることもあるけど。
 ちょっと、…食費から、調整することもあるけど。

 私と彼の帳簿付けタイムは、『1円ウォーズ』です…。
 始めは、かなり、“細かくて、ちっさい人!”と呆れたのですが…。
 今でも、相変わらず、呆れるけれど…。
 その代わり、自分で手にする、悦びもまたひとしおです。
 ドールのお店の人も、裏でこんな戦いがあるとは、想像がつかないだろうな…。

 でも、ささやかな主婦の逆襲。
 彼のビール代は、…出しません。
 意地悪?いえいえ、…健康上の心配で、自粛を願っているだけですよ。……多分☆
 

たてつづけ。

2007年10月1日 日常
 夫のスーツが冬服になって、ネクタイの季節になりました。
 ネクタイ選びは、夏よりも秋・冬の方が、好きです。

 家具の配置替をして、さあ冬物のワイシャツを、まとめてアイロンがけと思ったら…、アイロンのコンセントが届かなくて挫折。コンセントの場所には、気を遣っているつもりだったのに、…がっかり。
  
 もう一度配置替えを試みているうちに、片づけものに突入。
 のってきたところで、急遽、新しいお仕事の依頼が。

 1日中デスク作業決定のところに、更に仕事の電話。
 もお…。

 忙しい方が、色んなことに気づいて、動き回ってしまうことがありますよね。

 まあ、「やれば終わる」。
 片づけてしまいましょ。
  

雨時計。

2007年9月30日 趣味
 よく、昔の英文学で、「晴雨時計」というのが登場して、気紛れなイギリスの天気の、予想不可能ぶりをからかうくだりがあります。
 最近の、日本もそうだと思う…。

 飛行について調べるために、「鳥と飛行機はどうちがうか」という本を読み直していたのに、気がつけばタッカーのセキセイインコの風洞実験に夢中…。
 もともとは、竜型飛行機の飛行を想定するために、考えていたのに、…この本は鳥の話が多いので、つい、ただの鳥バカと化す。
 竜と竜型飛行機は、もちろん違うと思うけれども、この本は外骨格と内骨格と両方比較しているので、面白いです。
 ヒナの頭を指でかきかきしていたころが、懐かしいです…。
 
 ・ドール・

 アイリッシュ・クロシェレースを編んで、衣装に使うことを、計画中です。その昔は、ブルターニュのイワシ漁の漁師さんも編んでいたという伝統的なレース。
 モチーフの自由度が凄く高いので、楽しいけれど、結構悩みます。
 芯になる糸に、モチーフを編み込んで、最後に繋げていく。
 
 雨の一粒、かぎ針の一編み…。

 雨の日は、時計の音が似合うと思う。

追いかける。

2007年9月28日 趣味
 昨日、トビウオを初めて下から見た。
 ヒレを広げて、海面にぷかぷかと浮いていて、…魚というより、着水している飛行物体のようでした。

 近年、小説のスタイルが以前と全く変わってしまった。
 それは同時に、ようやく、自分のスタイルが確立しつつあるとも言える。
 読む方も意外と馴染むもので、読む分量が調節できるから楽だという。
 追求すると、地平線に何かが現れるらしい。

 ・ドール・

 小説に、気に入った登場人物が現れると、つい作りたくなってしまう。そんなことをしても、きりがないのだけれど…。
 まだ、手にしたことのない、サンライト肌に憧れます。
 太陽の強さや明るさをイメージできるから…かな。

 自分の弱さを跳ね返す力が、好き。

SD。

2007年9月27日 趣味
 SDという趣味。
 増えたら、増えた分だけ、お手入れにも、気をつかいます。
 でもそれは、…どこかガーデニングとも似ていて…。
 要は、手がかかった分だけ、愛着がわくのですよね。

 フルチョイスをしたときについてくる、あの目の粗いブラシの使い方が、いまいち、分かりません。
 個人的には、ストレート髪のウィッグには、人間用の眉毛コームを愛用しています。
 幅も間隔も短いので、オイルで手入れをする時に、細かい埃がすっととれて便利です。

 そろそろ、全員に秋物を…と思いつつ、SD13boyに着せた、狩衣があまりの格好良さに、衣替えできません。
 狩衣は、堂々とした重厚感がありながら、軽やかで涼しげ、という日本の着物独特の良さが、存分に活かされていると思う。
 ゆくゆくは、MSD用の狩衣も欲しいですね。

 新年度のフルチョイスの値段表を見ましたが、…心持ち、安くなったような気がします。
 エレガントで大人な美人が、チョイスかスタンダードに欲しいと思うこの頃…。

 貯金に励んで、力をためつつ、…今日も賑やかに囲まれています。
  

ドールは…。

2007年9月26日 趣味
 生まれて初めて、血液検査の数値を全部正常値でクリアできました。これで、白血球の数も安定すると、いいのですが…。

 ・メニューの話・
 
 最大の変化は何といっても、食事。
 朝ご飯をしっかり、昼はほどほど、夜はあっさり。
 朝のメインは必ず白身のお魚。パンのときも、ご飯のときも、白身のお魚。
 おやつは、徹底して、トマト。
 昼や夜のメインは大概、豚肉・鶏肉か、焼きはんぺん。
 野菜は主に、ゴーヤ、ホウレンソウ、ピーマン、にんじん、カボチャを意識して使うと、効果的に身体の調子が良いです。
 みそ汁の具に必ず麩を加えるのも、てっとり早く、ビタミンCや高タンパクがとれるので、便利です。 

 軌道にのったら、週一回一度は、スタミナ料理。
 おやつも、食事とは1時間あけて、スイーツを食べます。
 でも、不思議なことに、軌道にのる頃には、前ほどには甘いものが食べたくなくなります。嬉しいやら、寂しいやら…。

 これだけで、一ヶ月1キロのペースで、確実にダイエットできるようです。
 「slowly but steady」(ゆっくりでも確実に)の精神ですね。
 ところで、白身魚がそんなに好きかというと、そうでもなかったのですが、…UKでタラ三昧だったお陰で、何でもこい!と生まれ変われ(?ました。個人的には、鮭大好きです(関係なし。

 ・趣味・

 今月は、小説に没頭。
 仕事のシメも近づいて、頭の切り替えも必要ですが…。
 心の片隅では、とある京都のイベントで、いっぱいなのです。
 でも、実際に行くのは、旦那様。
 直接興味のない人に限って、クジ運の強い人って、いますよね。
 かのドールイベントでも、朝4時に家を出て、6時から並んで、…その間、ずっと黒いグラサンをかけて、「亡国のイージス」を読んでいた旦那様。
 どーみても、浮きまくりの彼が、限定商品を引き当て、私はハズレました…。彼に負けて、悔しかったのは、私だけではない筈…。
 今回も、頑張れなのです。(本当は、電車代が二人分出せないから。私は残れと言われました)。

 淡い「恋心」を胸に、カウントダウンしながら、創作に没頭します。

編み編み。

2007年9月25日 趣味
 ドール用の編み図を考えるのは、楽しいです。
 今年はもっと、変わり毛糸を使ってみようかな。

 レースのテーブルセンターも、そろそろ秋模様を編もうと思案中です。

 メインの模様を考えるのに、ドット絵ソフトが活躍できることに気づく。ドールメイクを細かく考える時も、使っています。

 ドット絵ソフトを開けると、頑張って描いた、イギリスの風景や機関車があって…。
 あの日、窓から見た風景が生き生きと蘇ってきます。
 
 少しだけせつない、時間の足跡。
 

一つ、二つ。

2007年9月24日 日常
 久しぶりに、ヴィーナスフォートに行きました。
 あの建物の意図の一つとして、短時間で何度も一日を演出することで、人々の行動の流れを作るのだそうです。

 明るくなれば、沢山の品物を見て歩き、レストランに入りたくなる。
 夕方の茜色にすると、食事は家で食べるタイプの人達に、商品を早く買わなければいけないような気にさせる。
 暗くすれば、ロマンチックな雰囲気に引かれて、カップル達が買い物をしたりお茶をしたくなる。

 まるで、ディズニーランドの一日が、何度も巡ってくるようですが…。

 普段、規則正しい生活をしている人間にとっては、…「雰囲気の罠」は、無効ということで。逆に、短時間で何度も薄暗くなると、物を見て歩く集中力が乱される感もあります。
 とても、綺麗ではあるのですが…。

 誘惑の罠は、むしろ不意打ちでやってきます。
 お気に入りの革のストラップを買いに来たのに、品切れ。
 可愛いショップの片隅で、くったりしんなりしていた、子うさぎのぬいぐるみを二兎、買ってしまいました。
 最強の誘惑は、「一目惚れ」だと、思い知りました…。

 外に出ると、リングがはられて、亀田が熱唱。
 F1のイベントともぶつかって、人・人・人。
 センターの中よりも、外の方が熱かった。
  
 人が多いのは、疲れるけれど、それだけのエネルギーももらえます。

 晩に、世界遺産でキュー・ガーデンを見ました。
 英国で誰も彼もが、博物学に熱中していた時代。
 あのキューの片隅に、女性の植物ハンターの博物館があります。写真の代わりに、手書きで描かれた、数え切れない程の、植物画。
 彼等の人生は時に壮絶で、冒険にとんでいます。

 「情熱」という思いが、胸を焦がす。

 その日、目にしたものは、全て誰かの情熱。

 私は、私の情熱を胸に、…ずっと歩いていきたい。
 

ふわふわ。

2007年9月21日 日常
 朝一番で、窓を開けて風を通す。
 森と海の匂いが部屋を流れていく…。

 気持ちが良いのだけど、すぐに湿度が上がってくるのが、残念。

 干したてのふとんが好きなのだけど、潮風の強いところでは干せないから、残念。

 最近は、リスの抱き枕がお気に入り。
 これで、セキセイインコがあったら、もっと幸せなのだけど。

 使ってみて、抱き枕とぬいぐるみは、違うのだと分かりました。毛足が長くて似ているけれど、抱き枕の方が、ほんわりと温かくて、熱を逃がしてくれる。
 
 猫とフェレットを足して割った、ピンクのふわふわの動物に夢中。ぬいぐるみを作りたいけれど、…今は思い描く方が、ずっと生き生きしている。
 家系に、プロの人形師も、洋裁・和裁のプロも、ぬいぐるみ制作者もいるというのに、…その辺は、ただ血を引いただけという気がする。
 小さい頃に作った、愛称「つぶれまんじゅう」の鳥のぬいぐるみを、見ると自信をなくすくせに、愛着がわいて手放せない。
 手作りは愛情がこもっていて、好きだけれど、自分が踏み込める境界線も、確かにあるような気がする。

 充電をしている、携帯を見ると、他人事でない気がする。

 人は、ふわふわに包まれて、眠る。 

 安心というエネルギーを充電しながら…。
 全く、別の分野と思われることが、不意にいかされる瞬間。
 それこそは、吸収したことが、自分の骨となり血となり肉となっている証拠でしょう。

 小説を書きながら、ツクールに出会い、ドット絵に出会い、ドールに出会い、そこから裁縫の世界が拡がる…。

 どれも続けているうちに、それぞれが呼応しあうように、ある日突然の変化を越えて行きます。
 他のことで培われた感性や、観点が、意外と役に立つのですね。

 よく、テレビで様々なプロの人が、「イメージをどこから取り出しますか?」という質問に、「全く違うものを見ること」と答えていますが、要は「自分の引き出しを増やすこと」なのかな、と思います。

 果てしなく、終わりのない世界は、「混沌」ではない。
 一つ一つが、確かに存在している世界である。
 
 その「存在」を、今日もまた、創り出す。
 それが、創作。
 

創作と内側。

2007年9月19日 趣味
 最近、ペリエライムにはまっています。
 ノーマルも、ジュースでわるのが好き。

 音楽を日本に紹介するお仕事の話。
 今年は、エディット・ピアフ没後40年を記念して、伝記映画が上映されるので、色々とフランスの音楽情報もちらほらと耳に入ってきます。
 普通のフランス系ポップスで、すごくアンニュイな曲でも「泣きました!」と感想が書かれているのが、…意外ですね。
 色々情報を集めて、こちらも少し選考の角度が変わりそう。
 案外、ばりばりの国色全開でも、意外とついて来る人はいるのだな…と思いました。

 創作の話。
 ひとりしきり、飛行について勉強したところで、創作にGO。
 弱音を吐いた次の日には、エネルギーが充実するなんて…。
 一番はストレス発散でしょうか?

 どうでもいいのですが、運動やエネルギーの話を読むと、時々、見えない黒子が沢山いるイメージになります。

 ・ドール・
 洋裁のプロの方の作品を、購入しました。
 「わくわくの風」はここから来ているのかも…。
 服を見るとき、割と背中から腰のラインも気にします。これが綺麗だと、本当に格好が良い。装飾以上に、大切なのはデザインのライン。何事も同じですよね。基本を美しく…。勉強になります。

 ・バジル・
 今年は、花を咲かせる方に集中したお陰で、種が続々と収穫できています。来年は、倍のプランターで栽培して、料理用のハーブオイルを沢山作ろうかな…。

 さて、小説にとりかかります。
 
 新しい風が吹くと、新しいことが次々と舞い込んでくる。
 静と動。
 オルゴールと似ているかも。
 ネジを巻いた分だけ、動き出す。

 世の中の、主婦をしながら趣味を磨き、なおかつ仕事ウィークに突入する波乱の日々を乗り越える人達を、尊敬します…。

 そうは言っても、「じゃあ仕事一筋で乗り切れば?」とはならない私がいる…。不器用だけど、日々、何か一つでも仕事以外の成果を求めてしまうわけです。
 ピアノと似ていて、趣味は間を空けた分、感性が鈍る。

 妙な具合で、仕事が多忙でも、家庭の会話につきあってくれる旦那様を尊敬してみたりして。

 頭の切り替えの話はともかく…。
 はっきり言って、……体力がなくて、グロッキー。

 そんなときに、トドメ。
 旦那様が、朝の5時から、がっちりした和定食を求める。
 昼まで長いから、作るけれど…。
 そんな朝早くから、胃が動かないのに、…寂しいからつい、一緒に食べてしまう。

 緊張する仕事をして、神経がたっていると、…一睡も出来ない日って、ありますよね。

 で、日中の熱さで、結局、ばったり。
 ああ、不器用な人生の生き方。
 
 銀の枝に、呼ばれる…。

 月明かりを浴びて育った、銀の樹木の枝…。

 心の奥に根ざす、伸びやかな幻想。

 冷たい石の塔から、地平線の光を目指して、飛び立とう。

 銀の枝を、くわえて…。

 樹羅の囁きが聞こえる。
 樹羅の唄が聞こえる…。

音楽を日本に。

2007年9月12日 音楽
 とある国の音楽を、日本に紹介したいという仕事依頼がありまして…。

 幾つかのジャンルから、選出する作業にとりかかったのですが…。
 国色全開でローカル、UK60年代風、欧米80年代風、メタル…。
 
 ものが新しくない場合、「実力か顔」ていうパターンがありますが、顔はとりあえず論外。
 実力の話になると、先に世界進出しているグループの方が、場数を踏んでいる分、洗練されているし、声の艶や張りも良い。ベースの実力も明らかに他と差がついている。
 それでも、音楽に個性が欲しい。
 特定のジャンルで、その世界にありがちな曲を描くのは、安定して聞けるでしょうが、今更紹介するほどのものなのかと。
 
 逆に、国色全開だと、ワールドミュージックとして紹介は出来るだろうけれど、それほどの反応は望めないだろうと。

 もともと英語圏でないので、判定が難しいですね。
 若者向けでコンサートやクラブと言われると、余計、話がややこしいです。
 ならば、英語でも曲を描いているグループの方が、有利なのかというと…。
 
 「新しい」と「異色」は違う。
 洗練されているのと、音楽的に面白いのも違う。
 実力があるからって、魅力的かというと違う。

 枝葉を払い落とす作業は、まだまだ続く。
 
 個人的な好みとしては、…誰かバラードを聴かせて下さい。
 パワフルやコケティッシュな音楽の山。
 …段々、耳が慣れてしまわないよう、気をつけなきゃ。
 
 国会が始まると、旦那様が帰って来られなくなる。
 表に出ない人間達の苦労を考えると、容易に人も考えも変わるのはやめて欲しいと思います。

 とりあえず、一週間の合計会話時間が30分という生活が始まるのが、アンニュイです。…仕方ないのだけど…。

 そんな現実的な次元と違って、「恋」をする。その場合の「恋」は、「心の琴線に触れ、強く揺さぶられるもの」。
 現実逃避ではなくて、その「恋」を吸収して、心が更に豊かになること。
 誰かの創ったものでも、誰かが語ったものでも。
 或いは、外を歩いているときに目にした、自然でも。

 五感を潤す、心の洗濯。
 自分が輝くときは、そのような、心をあらゆる外界の要素で研磨したときなのか。
 それとも、吸収したものが、内側で力になって溢れてくるときなのか…。

 心が渇くときは、外界を沢山吸収し、研磨され、「恋」をするといい。共感するばかりが「恋」ではなく、強い逆ベクトルにあったときも、新しい世界観と、動かぬ自らの信念に出会える。

 外と内。
 刺激と静寂。
 その狭間に、「恋」をするときがある。
 
 憧れやロマンを含んだ、…余分な枝を払い落としてしまった部分…。
 吸収したものと、心の源にある要素が、交差する空間。
 意識界と無意識界の狭間。

 散歩に出ると、ディズニーランドの花火が見えるんです。
 私は、開園当時から、飽きるほど通い続けました。
 あの着ぐるみに、追いかけられる歳から、追いかける歳まで。
 園内で遊ぶ歳から、次第に友達と将来の相談話をする歳まで。
 地元にとっては、あの場所は、殆ど、公園感覚か第二の家なんです。

 部屋から、花火の音を聞きながら、…ふと思う。
 あのディズニーランドは、開園当初はしっとりとした場所で…。
 途中、華やかなファンタジー演出時代を過ぎて、今はどこへ行こうとしているのか。
 発展する上での「芯」は何なのか。
 
 「恋」でも、「逆ベクトルの恋」でもいい。

 身近に落ちている、懐かしくも変わってしまった異世界を、もう一度童心の瞳で、歩いてみようか。

 欲しいのは、…海の底から昇る太陽。
 スランプ脱出って、とこですか。

さやさやと。

2007年9月10日 日常
 仕上がったドレスを、早速ドールに着せました。
 ブルーの色調が渋いわりに、濃いめのブレードのアクセントがしっかりときいて、全体をまとめています。

 頑張った後は、一休み。

 何かを成し遂げた後の、程よい疲労感が好き。
 大変だったことが、楽しかったことに変わる。
 始めは頭で学んだことが、最後には身体で覚えている。
 また、次のハードルを目指したくなる。

 ペンタブで絵を時々描くのですが、最近USBポートが、5個のうち1個しか反応しません。
 どちらが、動作不安定なのか、怪しい…。
 気づけばペンタブも、寿命なのかも。

 毎日、並木道を歩くたびに、風が変わる…。
 太陽や月や雲よりも、風の方がずっと秋。
 樹木はそれをよく知っていて、道端には、松ぼっくりやどんぐりが落ちている。
 赤や銀の、トンボ達も、その小さな羽根で風を泳いでいる。

 引っ越して、そろそろ半年。
 その間に、入院したりと色々あったけれど、今、やっと懐かしく過去を振り返ることができる。
 フランス、イギリス、埼玉や神戸…。
 思えば、結婚して休止していた趣味を、イギリスで再開して、発展したり、立ち止まったりしながら、ここまで来たのですね。

 自分の親を見ていて、転勤族と結婚すると、相手の人生設計をフォローするだけで時が流れていくと思っていました。
 結局、私もそういう人と結婚をして、それは、あながち間違いでもないのですが…、転勤三昧は創造することが好きな自分にとっては、いつも沢山の栄養を与えてもらえる気がします。
 引っ越し代ばかりかかって、貯金は大変ですが…。

 「人生に無駄なものはない」とか、「人の一生は、不幸と幸福の数は同じ」とか、…前ほど、肩に力は入らなくなりました。
 一生変わり続ける環境に、従うと。
 旅人であるというより、「地球に住んでいるから、どこでもいいや」という感じ。

 ただ一つ、……この頃になって、ようやく考えること。
 きっと、…移動し続けて、子供について考える時期を、逃してしまうのかなということ。
 いつでも、お互いに生活基盤を築くことに精一杯…。
 元々身体が弱くて、考えるのが難しいのですが…。
 夫の祖父に、跡継ぎについて半日説教されて(でも、訛が強くて25%しか言っていることが、分からない)、…本当は申し訳ない気持ちと、やるせなさで、胸がいっぱいです。
 このまま、時が過ぎてしまうのかな…。
 
 秋風に、…少し心の扉を、開けられてしまいました。
  

香り。

2007年9月9日 趣味
 小説の、ヒロイン達に、「香り」をつけるのが好きです。
 それは、野薔薇であったり、シトラスの甘い香りであったり、…時には架空の花であったり…。

 香りと人が結びつく感覚は、海外生活の中で培われてきたように思います。
 ほんの小さい頃から、様々な香水をつけた人々の中で育ち、相手の顔を覚える前に、「…ああ、この香りは、あの人」という風に印象が強かったのでしょう。
 刺激的だったり、柔らかだったり…。
 華やかだったり、仄かだったり…。
 実際に話してみると、香りと人物のイメージが一致していることは多いです。

 ヒロインだけでなく、アセクシャルキャラに添えて神秘性を出したり、両方の性別に変身できるキャラに添えて、艶を出してみたり…。

 相手がふと、香りに「その人らしさ」を感じたり、また人物像が五感に刻まれるような、立体的な印象の描写の、ほんの要素として使います。

 私自身は、日本にいると、全く香水はしませんが、その代わり気に入った香りを、栞に染み込ませて手帳に挟みます。
 何年かして、過去の記録を確かめようと、手帳を開いたとき…。

 仄かな香りに、胸をくすぐられます。
 過去の「私」と、出会うから…。

 ドールのお話。
 今日は、MSD「琥珀」のパーティングライン消しにいそしむ。
 SD13「黒猫ルカ」や「白猫クリス」は、大切過ぎて自分でやる勇気がまだわきません。
 UV加工前の、子天使「椿」と京天使「白鳥」は、そのうちエステに出すつもりです。
 その他大勢は、頑張って自分の腕でこつこつと磨くつもり。
 やすりがけは、…結構、ストレス解消になります。

 SD「のの」の、メイクカスタムが、10回目でようやく完成。
妥協しない分、長い道のりでした…。

 そして、やっと、昨日買った、生地を使って、洋裁。
 青いサテンにブレードをあしらった、ヴィクトリアン調のドレスを作ります。

 スカパー!で、旦那様が、海軍系の海外ドラマを録画しています。
 私は、断然、字幕派なので、…少し不満。
 吹き替えは見るのが楽なのですが、…実際の声と比べると、極端に言うと、「海外のサイレントに異質な声がくっついた」雰囲気が否めないからです。
 昨今、元の主人公達と骨格の似た声優を起用するという、ディズニー方式が普及しているようですが、…相変わらずそれで満足は覚えません。
 一番気になるのは、元の俳優が冷静に喋っている台詞まで、生意気口調に化ける瞬間。
 海外映画用のしゃべり方が、あるのでしょうか…。
 

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